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放射線管理区域

2011年07月12日 14:27

改正前の法律では、1msv/年以上であれば人が住んではいけない区域になっていた。それをいきなり恣意的に20msv/年にしてしまった。それで小佐古が学者生命に関わるとか言って泣いて委員長を辞めた。

 福島県中通りはだいたい、1.2μsv/hから4の間にある。10.5msv/年から35msv/年になる。福島県は人が住んではいけないところになっている。チェルノブイリでは300km圏と同じになっている。

 それでも人が普通に住んでいる。

 東京新宿では0.5μsv/hだ。つまり、4.3msv/年だ。チェルノブイリでいうと、あるいは法改正前でいうと、人が住んではいけない区域になる。首都圏3000万人が平気で住んで普通に生活している。

 人が住んでいい値は、0.05μsv/hだ。10倍に汚染された首都圏に住んでいる。100倍汚染された福島県に住んでいる。

 1msv/年の値は10歳未満で30人に1人の割合で近い将来、20年後にガンになる。

 日本人永遠に放射能と暮らしていかなければならない。東電がなくなっても日本政府がなくなっても放射能は決してなくならない。永遠になくならない。

 とすると、100年後には日本列島にはヒトはいなくなっているかもしれない。そもそもが人が住めなくなっている区域だからだ。

 チェルノブイリでは700km圏が放射管理区域になっている。これでいえば、札幌の先の旭川大阪の先の岡山がこれに当たる。

 放射線管理区域から外れた九州で、原発を再稼働しようとしている。この神経は一体なんだ。

 カネがほしい、だから原発だ。雇用がほしい、だから原発だ。カネをしこたまもらって長い間喜んでいた。

 事故が起きた、西日本も全部人が住めなくなる。


 起きなければいい、祈るしかない。

 カネをもらっていない、割を食ったヒトはどうなるんだ。

 原発事故とは故郷が消滅することだ。ボートピープルになって中国韓国台湾に流れ着くことだ。

 時間がかかっても、地震津波はいずれ復旧復興する。

 放射線管理区域は100万年放射能はなくならない。人間の歴史が始まってたかだか4000年だ。

 永遠になくならない。

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