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「小川の辺」レビュー☆

2011年06月30日 23:26

「小川の辺」レビュー☆

東山紀之主演他。海坂藩士・戌井朔之助(東山紀之)が受けた藩命は、親友佐久間森衛(片岡愛之助)を討つこと。藩政を痛烈に批判して脱藩した佐久間への裁きだった。民を想って正論を訴えた友を斬らねばならぬのか―朔之助の心は揺れた。しかも佐久間は、妹・田鶴(菊池凜子)の夫。田鶴は武士の妻として、手向かってくるに違いない。妹を斬ってでも主命に従えを諭す父(藤竜也)に、涙を流す母(松原智恵子)。妻(尾野真知子)は夫の身を案じながらも、気丈に振る舞う。翌朝、朔之助は田鶴への想いを秘めた奉公人・新蔵(勝地涼)を連れ旅立つ。二人の隠れ家は、兄弟と新蔵が幼い頃に遊んだような、小川の辺にあった。遂に向き合う朔之助と佐久間。義と人情の狭間で揺れ動きながらも背すじを伸ばして運命を受け入れようとする人間たちの「想い」の物語が、今、誕生する。

7/10点!!キャストには、全く興味が無かったのですが、(勝地くん以外は苦手(>_<))藤沢文学が好きなので、観に行きました。藤沢文学にしては珍しく、人間模様が複雑で、様々な人たちの、様々な想いが、交錯する物語でした。家を守るために、親友を斬る事にした朔乃助、民のため、自らを犠牲にした佐久間、妻としての使命を全うしようとする田鶴、身分違いの想いを秘め、田鶴を守ろうと心に決めた新蔵。武家社会の柵の中で、それぞれが、自分の生き様を、全うしようとする姿は、現代の私たちには、見習うべきところであり、切なくも力強く、凛とした人間の生き様でした。海坂藩から江戸までの旅路の、重く辛い足取りを、ただひたすらに進める朔乃助と新蔵の姿と、鮮やかな山々や川などの自然という、相反するコントラストが、美しく切なかったです。勝地くんと菊池凜子の納屋でのシーンの、勝地くんの表情は、とても良くて、ドキドキでした(*^^*)ただ、東山くんと菊池凛子演技は、下手過ぎて観れなかったです(所詮はジャニーズのショー)。主役の彼らがもっと上手ければ、号泣してただろう展開だっただけに、残念でなりません(>_<)でも、藤沢文学にしては、珍しくハッピーエンドで、予想外の展開は、感動するだけでなく、面白かったです(*^_^*)2011年公開。

このデジログへのコメント

  • ユリ 2011年07月01日 15:08

    > くらきさん
    明日公開です。演技は下手だけど、話的には素晴らしいのでお暇があったら見てみてください(^^)マイティ・ソーは楽しいです!

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