- 名前
- ユリ
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- 年齢
- 42歳
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ブラック・スワン」レビュー☆
2011年05月13日 23:13
ナタリー・ポートマン主演他。アカデミー主演女優賞作品。N.Y.のバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元ダンサーの母親の寵愛のもと、人生のすべてをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。しかし純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じなければならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦だった。さらに黒鳥役が似合う奔放なダンサー・リリ(ミラ・クニス)の出現も、ニナを精神的に追いつめていく。役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間を彷徨い、自らの心の闇に囚われていくのだった・・・。純白の野心は、やがて漆黒の狂気に変わる・・・。それは誰も観たことのない「白鳥の湖」と、禁断の魔性に染まりゆくバレリーナの物語。
10/10点!!真面目で純粋だが、危うい面も併せ持つ、ニナというキャラクターは、ナタリーのために作られ、彼女が、それを最大限に開花させた完璧な作品を、圧倒的な演技力・心理描写と共に、魅せられました。冒頭からラストまで、ナタリーの演技に釘付けになり、彼女の努力の結晶(宝石?)を観せられ、感涙しました。ニナの、苦悩や混乱と同時に、プロ・バレリーナの試練と孤独、役に入れ込む狂気、嫉妬なども、とてもリアルに描かれていて、ストーリー展開も素晴らしかったです。ニナが、現実と悪夢の境目がわからなくなる辺りから、サスペンスの要素が強くなりますが、黒鳥・ナタリーの表情もまた素晴らしいので、目を逸らさずに観ていただきたいです。バレリーナやアーティストだけに止まらず、人間なら、突き詰めれば、誰もが陥ることのある極限レベルの心理状態、そこで現れる秘められた二面性などを、圧倒的な音楽、映像美、そしてナタリーの演技で魅せ、そして衝撃のラスト。本当に、あっという間の2時間でした。長々語る言葉などないくらいパーフェクトな作品。そして、これを観ないと、確実に、人生でひとつ損をする芸術作品です。2011年公開。
このデジログへのコメント
> くらきさん
夕方に見たのですが、やっぱり満席に近い感じでした。ぜひ大画面で身に行っちゃってください(^^)
まだ見てないので凄く楽しみ。トレーニングで9キロも痩せたプロのバレリーナみたいなナタリーは凄すぎ。
ファウンテンの監督だからなぁ。どうしようかな
> HIROさん
「抱きたいカンケイ」も内容だけにナタリーの露出シーンが多いのですが、それと比べると今作はナタリーがあばらが出るくらい痩せててその差がすごいです。
> かっちんさん
今度は大丈夫!ナタリーはもちろん良かったけど、周りのキャストさんたちもすごく良かったです。
> 歩さん
Polina Semionovaとはなんですか?
ナタリーは「マイティー・ソー」ももうすぐなのでこちらも観たいです。
昨日観てきました。ニナの心の変化と現実がごちゃごちゃになって不思議な感じ&老ダンサーの身体にびっくり
> ぐっちさん
そろそろ劇場も空いてきましたか?演技もだけど、バレエのダンスシーンも圧巻でしたよね。
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