脱自粛ムード

最近の世の中に広がっているのが自粛ムードです。
西日本はどうかしりませんが、関東でははっきりと自粛ムードが漂っています。
もちろん、これは電力事情が悪くて節電、節電と来ているので、派手に電力を使う娯楽施設は開けにくいというのが要因なのは間違いありません。

デパートやお店も営業時間を短縮しているところが多いそうです。
花見も、今年は桜の開花が遅いような気がしますが、都知事は「もってのほか」みたいなことをいってました。
もっとも、あの都知事が思ってる、というのは世間一般とかけ離れていることが多いのであまり意味はないかもしれません。

３月終わりごろに飲みに行きましたが、帰りの電車は明らかに人が少なかったです。本来なら送別会シーズンでもあり、また、夜遅い電車は意外と混んでいるのですが、それほどでもありませんでした。
飲みに行ったお店はそこそこ混んでいたので、もしかすると気のせいかもしれませんが、入社式をなくしたり、簡素化する会社は多いようです。
また、一部の大学でも新学期の開始を遅らせる、とかニュースで言ってましたから、学校でもそういう所は多いのかもしれません。

これだけの自粛ムードは、昭和天皇のご容体がよくない、という時以来の気がします。ええ、あの口パク「お元気ですか」の時です。
ひねくれものの私は、これだけ自粛ムードになると「いいかげんにせんかい」と思います。
がんばろう、とか、立ち上がろう、とかいうんだったら、まずこのお通夜みたいな自粛ムードを払うのが最初じゃないですかね。
もちろん、まだ家族が行方不明なんて人もいるでしょうし、家族を亡くした人もいるでしょう。そういう人の気持ちを考えたら騒げない、という理屈はわかります。
それならまだがんばったり、立ち上がったりしちゃいけないと思います。

大体自粛なんていったって、私の父親が死んだ時は世間は普通に過ごしていましたし、同僚の父親が亡くなった時も世間は何も変化がありませんでした。
ついでにいえば、関西淡路大震災の時、東京ではこんな自粛ムードはありませんでした。
テレビ番組もそろそろ通常に戻ったことだし（NHKの深夜だけはまだ「昭和天皇のご容体」と同じ状況ですが）、被災しなかった人々は、もうそろそろ自粛ムードから脱して、そうお花見でもきっかけにして、明るく過ごす時が来たように思います。

***
本日の画像は、「こだわり極　抹茶プリン」です。食べたのは２ヶ月近く前です。
味の記憶はあまり残ってませんが、しっかり抹茶の味がして、そこそこ固くてよかったように思います。