一つの仕事に１.８人

先月の完全失業率５.１％で、９月より０.１ポイント悪化しました。
完全失業者数は、前年同月より１０万人少ない３３４万人です。

就業者数は６２８６万人で、前年同月と比べて１５万人増えました。
大体全人口の半数が働くのですか、今はそれより少ない。
１０月の有効求人倍率は０.５６倍で、一つの仕事に１.８人の勘定になります。


元来この日本には、全ての人が働ける仕事がありません。
その為、１０人でいい所に１２人を雇って来て、特に公務員にそれが強かった。
だからどこよりも物が高く、世界でも有数の物価の高さでした。

外国からの安い製品が入ってくると、もう必要のない人は雇って置けない。
俗に言うリストラの始まりです。

然も、世界でトップのロボット化・機械化をしてしまった国で、ますます人手は要らなくなった。
農産物や魚を外国から輸入する量がどんどんと増え、一番人が必要な一次産業、農業や漁業に人手が必要なくなった。


食料自給率を上げようというのも、一次産業への人の就業の促進が目的です。
しかし、外国から入れた方が遥かに物は安い今となればもう遅い。
この完全失業率は、当然の成り行きなのです。

１００万人分の仕事を増やすのはそう容易いことではなく、失業率３％というのは当分来そうにありません。

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