- 名前
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- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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円高で経済破綻なんてありえねーよ!
2009年12月21日 22:36
当たり前の話ですが、「円高」っていうのは、「円」の価値が国際的に「高く」なった状態のことです。
前々回までの貿易の話というのは、この話をする伏線でして。
国際的に高い価値を持った通貨を有する国が経済破綻したことなど、有史以来ひとつも無いんです。
国家経済が破綻するためには、
①圧倒的な通貨の暴落
②絶望的な国内の品不足
この2条件が両方とも必要なことは、歴史が証明しています。
通貨の暴落によってインフレが天文学的に進み、経済が崩壊した例としては、第一次世界大戦後のドイツが一番わかりやすいかもしれません。
当時ドイツは、敗戦国として各国への莫大な賠償金を背負っており(つまり対外債務が莫大だったわけです。)、国内にお金が無かった。
どんどん外国にお金が流出していたわけです。
それに加えて、戦時徴用で物資も人材も絶望的に不足。
とどめは、資源と工場のあるルール工業地帯をフランス・ベルギー連合軍に占領されていたんだから、どうしようもない。
生産能力が極端に低下し、国内に物資が回らなくなった結果、物の値段が天文学的に跳ね上がってしまったんです。
パン一個買うのに1兆マルク。
1マルクなんてゴミ同然。麦一粒すら買えない。
そこらへんの石ころ以下の価値にまで落ちてしまったわけです。
今の日本とはまるで正反対の状況です。
物があり余り、通貨の価値も非常に高い。
そんな国がどうして破綻するのかなと。
ほんのちょっとインフレを引き起こすことすら非常に難しい状況にあり、それが問題にさえなっているこの国で経済破綻って。
ファンタジー語るのもいい加減にして欲しい。
テレビでアホづら晒して、したり顔で「経済」を語るエコノミストの連中は、どこでこんなトンデモ理論を学んだんですかね。ちゃんと学校出てるんでしょうか?
まさか、スズムシの学校じゃないでしょうね?
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