- 名前
- くまごろう
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- 鳥取
- 自己紹介
- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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じゃあ破綻した国はどうなの?
2009年12月15日 21:03
まあ実際、破綻してIMF(国際通貨基金)にお世話になってる国というのもあるわけでして。
これは日本とまったく正反対なことが起こってしまった国なんです。
まず、国内に流通するお金が無い。
実は戦後の日本がそうでした。
莫大な賠償金を支払い、資材も原料も不足していた日本。
朝鮮戦争特需で外貨を稼ぐことが出来るまでは、とても深刻な状況でした。
それはまたの機会にお話するとして、国内にお金が無いなら、どこかから引っ張り出さなければいけない。
そこで外国に目をつける。
外国向けの高金利な国債を発行して外貨を稼ぐわけです。
最近だとロシアとかアルゼンチンがそうです。
さて。
外貨を借りたのはいいが、足りないときはまた増刷。次は前回の金利では買ってくれない。仕方が無いので金利を上げる。
すると、日本とは正反対の状況に陥ります。
莫大な外貨建ての借金が膨らむ。
ここでは通貨を刷るというウルトラCは使えません。
よその通貨を印刷するのは当然ながら偽造になりますからね。
戦争になってもしょうがないくらいの犯罪です。
ここでは、税金を吊り上げて緊縮財政をしてでも借金を返さないといけなくなる。
ところが、借金まみれの生活をしていれば信用がなくなるのは個人も国家も同じ。
市場では「そんな通貨ヤッパリ、イラナイ!¢( . .)ノ゜・ 。ポイッ」
となってしまいます。
通貨の大暴落が始まります。
外貨を1ドル稼ぐのに、莫大な通貨が必要になる。
そんな状況で自国通貨を刷りまくると、世界中にその通貨が溢れることになる。
お金を借りるのに、さらに国債の金利を・・・。
あとは雪だるま。
実際、破たん前のロシアの外貨建て国債は、あろうことか150%の金利(15%じゃないよw)になっていたのです。
財政が破綻すると、IMFがお金を貸し、財政を管理をします。
それは払い終わるまで続きます。
IMF(国際通貨基金)というのは、いわゆる世界最強の金貸しです。
金貸しというくらいだから、どこかにパトロンがいるわけで。
その最大の融資国は実は日本なんです。
有り余る外貨をIMFに貸し付けている。
貸し倒れが絶対に無い安心な融資です。
それを先のG7で故・中川財務大臣は1000億ドル拠出した。
これに対して、IMF理事長は、日本政府に対して世界最高の賛辞を贈る。
これ、全然報道されてませんから知らなかった方も多いでしょうね。
このデジログへのコメント
> るいさん
知らなかったのも無理はありません。マスコミが公表しないんだから知らないほうが普通なんです。
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