- 名前
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- 鳥取
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- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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国家財政を家計と一緒にしちゃだめですよ
2009年12月09日 20:27
以前このログで「日本は経済破綻なんてしない」という話をしました。
今日はそれに絡んでのお話です。
よくワイドショーなんかで、今の日本の財政状況を家計に例えて話すアホンダラが出てきます。
あまり詳しくない人向けに、さも自分はわかってるという風の説明を得意げに話しては、すまし顔でアホキャスターの質問に答えるエセ専門家。
こういう話を得意げに話すのはアホンダラの特徴なのですが。
そもそも国家財政を家計簿で当てはめることなど出来ないんですよ。
国債は国民の借金ではないこと、税金で払う性格のものではないことは以前お話しました。
まあ、このあたりは家計に当てはめても説明できなくも無いんですが。
重要なのはここからのお話。
国家財政の性格として、家計と根本的に異なるものが存在します。
国家にはできるが、家計では逆立ちしても出来ないこと。
はい!先生ここから重要なこと言いますよ( ̄(エ) ̄)/
「国家は通貨を製造することが出来る」
一般家庭でこれをやっても、せいぜいケーサツに銀色のブレスレットをプレゼントしてもらえるくらいです。通貨偽造の罪で。
国家というのは、自由にお金を製造することが出来る。
いくら国債の累積が800兆円になっても1000兆円を超えようとも、国家というのは合法的にお金を作ることが出来るんだから何も問題ないんです。
そして累積というのは、一度に払うものでないということも当然のお話。償還期はそれぞれ違うわけですからね。
こんなものは経済の基礎の基礎です。
経済記者や評論家を名乗る人間が知っていて当たり前のことなんです。
そもそもそこを押さえてない人間が国家財政を語るなどもってのほか。
メディアで全国に恥を晒しているだけのことです。
ただ、安易に通貨を製造するのはインフレを起こしかねないということできっちり管理されるべきなんですが。
もうひとついえば、国家は経済をコントロールできる。
一般家庭の人には、かっぱえびせんの値段すら操作できない。
そういったところが国家財政の国家財政たるゆえんなんです。
次回は、インフレとかデフレとか、その辺のお話でもしてみようかな。
このデジログへのコメント
> るいさん
まあ今回は経済の一般知識として考えていただければ十分です。
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