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クリーンアップ揃い踏み

2009年09月30日 08:16

クリーンアップ揃い踏み

アニキ4002塁打!ヤクルトマジック点灯阻止
スポーツニッポン - 2009/9/30 7:02
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 【阪神8―2ヤクルト背水の陣で、アニキの意地が爆発した。負ければヤクルトCSマジック6が点灯する瀬戸際で、金本バット未来を切り開いた。1点リードで迎えた3回1死一塁で、ここまで自己ワーストの25打席連続無安打だった主砲が右中間適時二塁打。さらに4―2の4回には勝負を決める左翼線2点二塁打。この一撃で、史上10人目の通算400二塁打を記録した。

 プロ18年目で最大と言っていいほどの不振に苦しんでいた金本和田打撃コーチは「腰が入っていなかった」と試合前から下半身がしっかり使えるように打撃フォームを修正した。それだけに、同コーチは「カネに1本出てよかった」。真弓監督も「これでノッてくれると思う」と喜んだ。

 この日の試合前。三塁ベンチ前で組んだ円陣の中心には金本がいた。「絶対に勝とう!」。必勝の決意を声にし、ナインの士気を高めた。そして自らのバットで引っ張った。その姿に、5番新井が15号ソロを含む2安打。3番鳥谷決勝打を含む2安打クリーンアップで計6安打7打点を叩き出した。オフから新井は「金本さんを助けたい」と言い、鳥谷は「(後ろに)金本さんがいるから思い切っていける」と話していた。3、5番を支える金本の復調は、何より打線を活気づけた。

 金本は400二塁打について「知らんよ」と一言だけ残して帰りのバスに乗り込んだが、これで3位ヤクルトに0・5ゲーム差と再び肉薄した。新井が「またあした、ベストを尽くすだけ」と言えば、鳥谷は「何とか勝ち越す」。勢いに乗って、第3ラウンドを迎える。

 ≪真弓監督ズバリ!早めの継投≫阪神早めの継投が決まった。6―2の6回2死満塁でアッチソンが登板。無失点で切り抜けると、筒井を挟んで8回2死一、二塁からは藤川が締めた。「早めに(反撃の)芽をつみ取った方が流れを与えない」と真弓監督。これでアッチソン藤川がそろって登板した試合は後半戦に入って負けなしの18連勝となった。「アウトにすることだけを考えた」とアッチソン藤川も「やるべきことをしっかりやる」と力強かった。

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