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2009年09月21日 07:00
<阪神>大量点で圧勝、連敗3で止める 広島は投手陣が乱調
毎日新聞 - 2009/9/20 20:36
○阪神14-2広島●(20日・甲子園球場)
阪神が連敗を3で止めた。2点を先行されたが、三回に平野、鳥谷の連続適時打で同点とし、金本の3ランで勝ち越し。五回は桜井、六回には新井と計3本塁打で大量リードを奪った。「チームの連敗を止めたかった」という先発・ジェンは来日初勝利。広島は投手陣が乱調だった。
▽阪神・真弓監督 4番(の金本)は連敗中にいい仕事をしてくれるんだよな。
▽広島・ブラウン監督 (2安打3打点の)金本は広島戦になると打撃好調になるね。 」
◇阪神・金本、導火弾…3位死守へ総力戦
真弓監督の言葉を借りれば「勢いが次につながる」大勝だった。15安打14得点。阪神が今季最多得点で3位の座を守った。
初秋の柔らかな日差しの下、白球が次々とフェンスを越えた。口火を切ったのが主砲の金本だ。2点を追う三回、同点としてなおも2死一、二塁の好機で打席に立った。広島・ルイスに対して、今季は9打席で無安打と抑えられ、この日も二回の第1打席で空振り三振に倒れた。
既に2敗を喫している右腕が相手。チームは明確な作戦を持って臨んでいた。「球数を増やすことを意識させた」と真弓監督。鳥谷も「1打席目は捨てるつもりだった」と明かした。一回は22球、二回は21球。セットポジションとなった三回には、明らかに球威、制球とも欠いていた。
そして「真っすぐを少し意識していた」という金本が初球を狙った。予想通りの145キロを振り抜くと、3試合連続となる勝ち越しの3点本塁打。連敗中のチームの雰囲気を一変させた。3回で84球を投げたルイスが降板すれば、後は流れに乗るだけ。五回に桜井の2ランなどで6点を奪えば、六回には新井が8月18日以来1カ月ぶりの3点アーチを左翼席へたたき込んだ。
3度目の先発で7回2失点と結果を出したジェンも加わり、総力戦でつかんだ4試合ぶりの白星は思惑通りと思いきや、真弓監督は「すべてが苦肉の策」。3位確定のランプがともるまで、気の抜けない戦いが続く。【和田崇
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