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人間ドック

2009年03月12日 10:23

これから温泉に出発するのだが、帰ってきたら人間ドックが待っている。私の勤め先は、これがメインで年間約15,000名、その他の健診で約15,000名行う、大型健診センターで、職員も35歳以上は受診が義務付けられる。
人間ドックのメインは血液検査と腹部超音波と胃部検査であるが、その内、今日は胃の検査についてふれてみよう。
検査の方法は3種類ある。X線検査と内視鏡検査と血液検査ペプシノゲン法)。この内、血液検査はそのものでガンの早期発見は不可能である。この検査は萎縮性胃炎というものを発見する検査で、萎縮性胃炎がガンに発展するおそれがあるので、内視鏡検査で精密に見る必要がある。だから30過ぎの方にはお勧めできない。
それから内視鏡検査について。X線検査は放射線技師が行い、内視鏡検査は消化器内科の医師が行う。通常、内視鏡の出来る病院は1日に1名体制で行われるため、検査できる数に限度がある。
それから内視鏡検査を行う前にB・C型肝炎梅毒等の感染症検査を行ったうえで検査を行うため時間がかかる。
最近、受診者から「内視鏡とX線が選択できないか?」という声を多く耳にするのだが、私どものように1日70名前後の人間ドックを行う施設では、もし全員が内視鏡希望した場合、とても受け入れできない。
更に器具を洗浄しなければならないし、感染症キャリアの人がいた場合、洗浄ではなく消毒を行わないと、次の人に使えない。
それでは、どういう人が内視鏡を受けたらいいか?
まずは前年にX線検査で所見(異常)があった場合。この方はX線検査を行ってもまた同じ所見がでるので内視鏡お勧めする。
それからX線けんさではご承知の通りバリウムを飲むのだが、この際、迷走反射神経が刺激されて倒れてしまう方がいる。この方も内視鏡がよい。
従って興味本位で(メディアが勧めているが)受けたい、という方はまずはX線検査を受けていただきたい。
それから最近内視鏡検査は鼻から挿入することが可能になり楽になったと言われるが、一長一短あることも忘れずに。(鼻の粘膜を傷つけて鼻血が出る事がある)
元々内視鏡の直径は9mmであったが、技術発達で今は5mmになり、これで鼻に入れることが可能になった。
私どもではその5mmを口から入れることも可能なので、過去に嫌な思いをした方も楽になったと安心して受診できると思う。
さて、時間になったので温泉に行ってきます。

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