- 名前
- てんちゃん
- 性別
- ♂
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- プロフ見て気になりました・・・そんなアプローチメール、信じられません。 年寄りは警戒...
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恋に恋して・・
2009年03月10日 10:13
松任谷 由美の歌に「あの日に帰りたい」というのがある。
青春の後姿を、人は皆忘れてしまう。
あの時の私に戻ってあなたに会いたい・・
高校生当時私はとても内気で、好きだ!と口に出して言えなかった。それでも他のカップルを見て、いいなあ・・と憧れたものだ。
思い切って電話をかけても、結局言えず終い。それで最終手は、下駄箱に手紙を入れて・・いわゆるラブレターである。
高校を卒業して就職のために東京へ上京をして2年過ぎた頃、クラブの後輩の女性から「会いたい」と電話をもらった。
それまでに手紙のやり取りは何回かあったのだが、実際に会いたいと言われるとドキドキして、待ち合わせの池袋へ向かった。
お酒を飲みながら聞かされた話は、彼女の失恋話だった。手首切ってまですがった相手だったと言う。
失恋の痛手から立ち直りかけの頃の誘いだったようだ。
多少酔いもあり、池袋西口公園(今は跡形もないが)のベンチに二人腰掛けた。しばらくすると彼女は私の肩に頭を寄せて。
私はまだピュアな性格であったのでどうしていいのかわからず、ただ遠くに見えるラブホテルのネオンを見つめて、一言もしゃべらず時を過ごした。
30分くらいした頃に彼女は立ち上がり、「今日はありがとうございました」そう言って二人駅に向かった。
もし、あの時彼女の方を抱いていたら。もしあの時、「オレが君の心の痛手を治してあげるよ」そう言えたら・・今頃は全く違う人生を歩んでいたのではないかと思う。
この1年後、私は別の女性と結婚した。21歳の春だった。
この頃ソングライターを目指していた私はいくつかの唄を作った。その一つを思い出しながら書いてみよう。
日差しの暖かい日曜日、二人で行った井の頭。
橋の上から池を眺め、「あれに乗ろうよ」とボートを指差した
信じたくは無いけど、昔からの言い伝え
二人でボートに乗ると恋が叶わない
私それが怖くて首を横に振ったけど
私の手を引いてあなたはつれていった
信じたくはないけど別れの言葉
私の肩に置いた貴方の手震えてる
無人駅のホームに立つ貴方を後にして
ボートの言い伝え噛み締めていた
お粗末さまでした。
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