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真弓監督「７」継承今岡に直接再生指導
スポーツニッポン - 2009/2/2 7:00
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今岡誠のロングティーを熱心に見つめる真弓明信監督

　１４年ぶりの縦じまのユニホーム。阪神の真弓明信新監督（５５）が「最強のチームをつくるべく、やっていく」と初日から積極的に動いた。

　中でも、いきなり直接指導を施した相手が今岡だった。０３年に首位打者、０５年に打点王を獲得した今岡の再生こそがＶ奪回への最短距離と位置付ける指揮官。“ジョー”の愛称で親しまれた自らの現役時代と同じ背番号７を背負う今岡のロングティー、フリー打撃を凝視し、その後は手にしていたノックバットを振りながら助言を送った。

　「すべての選手に期待しているが、ここ２、３年、結果を残せていない人間には、何とか結果を出してほしい。今岡は今のままでＯＫ。毎年、もう１つ上のレベルに行こうとして、考えすぎて悪くなるからね」。近鉄の打撃コーチ時代には当時の野村監督（現楽天監督）に“干されて”いた今岡を見かね、フロントにトレードでの獲得を直訴するなど、その才能を高く評価してきた。それは今も変わらない。昨季に疲労骨折した新井の腰の状態次第では、今岡の一塁へのコンバートも模索している。今岡当人も「いいアドバイスをもらった」と感謝の言葉を口にした。

　初日から７時間を超え、予告通り、練習時間はこれまでよりも伸びた。それでも、最後の若手の居残り練習まで付き合った新監督。快晴の空を見上げ「いい天気でこれだけの練習ができて、今年はいいことがありそう」と充実した表情だった。
[ 2009/2/2 7:00 更新 ]
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