徒労

土曜日

多忙を極めている、とは云わないものの、
酔漢のごとき責任能力を放擲した言説に
まともな応対を試み、
果てしない徒労感

その不愉快を、瞬く間に拭い去ってくれる
Lasse Hallströmの傑作
「組」を形成しない、というところもすごいが
いずれもハリウッドの名優たちが、
これでもか、というほど妍を競いあう

Morgan Freemanって、怪我治ったのかしらん？
冒頭の、ヒグマが山を降りてゆく、ごくスタティックな数カットだけで、
作品の方向性や、世界観の行く末を示して見せる
その、秀逸なる象徴性

これはちょっと、本気で追っかけてみなくては、と思わせてくれる。

夜半、元マイミクSと、やりとり。
亭主はこの三ヶ月、酒を一滴もやらず、
人が変わったように優しく振舞う、とのこと。
それよりも、DVの原因たる存在が、相変わらずの取り除けないにもかかわらず
その張本人を、結婚式に呼ばなくてはならない、という矛盾に
頭を抱えている。
両親とも、お互いの連れ子に気兼ねし、
肝心なところで、当事者であることを放棄
逃げているとも見える、とのこと。
せめて、実父の言い分ぐらい、聞いてやればいいのに、
と、思いつつ、まだ子供は早いかもしれない、
などと言わずもがなを口にしてしまう。
幸い、聞き流してはくれたけれど・・・

今日の教訓

イタ電にも思いやりを潜ませるべし


日曜日

冬ではない、
むしろ春めいた、生温さを感じる冬至のいちにち。

迷った挙句、
参列をとりやめ
もし、お別れの会、とやらに都合つけば
怪人と参加することに

午後、図書館にて平敷写真集、萩野作品集

新宿、平敷写真展
４０年の、歴史の重み、幾許も感じさせず
ただ、レンズを向けている、隣室の女性カメラマンの作に、
ともすれば、目を奪われがちの観客

いささか落胆を抱え
大学生と、ライオン・ビアホール
なおさら、ひどいことに。

なるべく避けて通りたい
ひとごみの、休日
地下街に、時ならぬ、携帯カメラの放列
よくみると、福山
なんぢゃ、それは・・・


Ｊ書店にてブルータスバックナンバー
まったく趣味ではない漫画、二冊、買わされる

笹身、人参、ピーマン、馬鈴薯、天ぷら
饂飩に蕎麦
大根おろし