歯医者のまえに。

暑い一日だった。。
こないだまであんなに毎日涼しかったのに、９月という声を聞いてから、また途端に蒸し暑くなって来てしまった。

今日は歯医者に行った。
近所なら楽だろうけど、昔から世話になっている親戚の歯医者に行ってる。いまはいとこがお父さんの後を継ぎ、先生をやっている。小さい頃に遊んでたいとこがいまでは先生だ。何だか不思議な気がする。

午後は15時からだから、だいぶ時間が余る。

場所は東横線の中目黒。
たっぷり3時間程あったので渋谷まで出ることにした。

3時間、またまた写真を撮っていた。
渋谷には好きな撮影ポイントが2、3箇所ある。
ひとつは東横線出口から右に行った渡り廊下のような通路。
以前東急文化会館に連絡していた通路。
プラネタリウムのあった建物、と書けばあぁ、あそこねと分かるのではないかと思う。

あの通路から東急文化会館が取壊された趾の方面を向いては、好きでよく撮影していた。渋谷に出る度にその風景を撮った。その風景の何が一体良いのか、うまく説明出来ないけれど、何か良かった。都市の雑多な感じが点々ばらばらのビル（旧いビルから真新しいビルまで）がゴチャゴチャとしたあの感じに惹かれていた。いままでは文化会館の影に隠れていたビル群が一気に表側に姿を現した形だ。

そしてもう1ケ所は井の頭線に向かう通路の窓から見えるハチ公前交差点の人人人の群れの風景。
あの光景はただただ凄い…。何度見ても凄いと思う。
おそらく世界中のどんな大都市に行っても、ああいう風景は見られないのではないかな？
人口の多い大都市、、例えばポンペイやニューデリー、北京、上海、サンパウロ、ニューヨーク、ロンドン、香港、…そういう大都市は実際には行ったこと無いけれど（1ケ所を除く）、東京渋谷のあの交差点は、きっと世界でも類い稀な風景ではないかと思っている。
変な世界遺産なんて見に行かなくても、渋谷に行けば、あんなに凄い風景を目にすることが出来るじゃないか…とまで思う。

今日両方行ってみたら、前者はもう風景がすっかり変っていた。
そして後者はぜんぜん大丈夫だった。いつも通りの風景だった。
東京の風景はとにかくコロコロと変って行く。その時に撮っておかなくては次ぎに来た時にはもう消えてなくなっているのが“東京”だ。ものすごい都市だと思う。そこでは人間の小さな感情なんて２の次だ。そんなものはお構い無しに“東京”のペースでどんどんと変って行く。。

前者の風景が無くなってたことには一瞬残念さを感じた。が、そんなことを思っていても仕様がない。それが“東京”なのだから、仕様がないのだ。またどこか好きな風景を探すしかないのだ。

......

ホントはもう1ケ所好きな風景がある。
今日はそこにも行って来ました。
でも、その場所は内緒です。

こんな話を書いても、殆どこれを読んでくれる方々の興味の琴線には触れないかも知れないけれど、でも内緒としておきます。

......

第一こんな話をして、通じる人なんているのだろうか？
何かを、感じ取ってくれるひとなんて、いるのかなぁ？


あなたの好きな場所はどこですか？

教えて下さい。。。