シロ、名誉の負傷！やる時はやる

家族の目撃談。シロより更に一回り大きくて黒っぽい犬。雑種らしいけど、かなりの大型犬。その犬とシロが組み合い、首筋に噛みつき合っていたって。自分は護身用に木刀を持って行っただけ。叩くつもりはなかった。でも、闇の底の大きなかたまりにちょっと驚いて。思わず、思いっきり。ちょっと罪悪感。手応え良すぎたのと、犬の大きな悲鳴と。逃げたんだから、死んではいない。多分…
でも、飼い主が悪い。だって、２３キロのシロより一回り大きな犬。深夜とは言え、放すとは。人にケガでもさせたらどう責任とるつもりなんだろう。呆れ返った非常識。で、シロとチビ。激しく組み合っていたシロ。首筋の咬まれた傷からかなりの出血。興奮している。チビは呆然。少し離れたところで。カラダに噛まれた傷。震えている…
なんだ、シロ！やる時はやるんだね。立派に闘ったみたい。チビを守って、男らしく。で、チビもやっぱり女の子。普段のシロへのＤＶとは様変わり。外敵には意外とか弱い。噛みつかれた上に、震えてるだけなんて。なんだ強いのはシロに対してだけなんだね。でも人間と犬は違う。人間なら、こんなことがあれば女が男を見直して、立ててくれたりって…