妻の心霊的体験と、スピリチュアルブーム

言わゆる超常現象で、自分が身近に見聞きしたことを少しシリーズで書いてきたけど。いろいろ反響もいただき、とても感謝！
ただ、自分は例えば昨今のスピリチュアルブームとかには、ある面、とても懐疑的。そのブームの根底に、本来人間が求めている癒しが間違いなくあることは、事実だとは思う。心霊的な会話の中で、トラウマに捕われた人達が癒されていくことを、否定するつもりもまったくない。
ただ、心霊的な専門家と称する人達が、心理的な療法を施す専門家達と同質と思われるカウンセリング的なことを行って、料金をとるみたいな。更にその上である種の心霊ビジネス、或いは宗教ビジネスといったこと。例えば怪しげで原価二足三文としか思えない、言わば心霊グッズと言うようなものを売り捌いてたりとか。そう言うことは、とても受け入れられない。まず、事実としての説明のつかない現象があるとする。彼らの多くが、使いふるされた手垢にまみれたありきたりの心霊用語でそれを物知り顔で説明する。でも、その心霊文法の脈絡には、科学的な裏付けなど何もない。で、事実起こった現象が、とりようによればほら話、詐欺の片棒担ぎように薄汚れてしまう。
自分は、目の前で現実に体験した説明のつかない事実を絶対そんな風にしたくなかった。だから、心霊屋やカルト宗教屋みたいな連中が使うような言葉は一切使わないで事実をありのままの言葉で書いた。もし、そういう人達に素直に癒されて、無邪気に信じている人達がいたらごめんなさい。それ自体を否定するつもりはないので。個人的に受け入れられないだけで。まして、陰陽道とかまったく否定する気はないし、改めて勉強してみたいくらい。ただ、それは無原則に受け入れるのではない。科学的な教育を受けた自分の持つ理解力の上で、その世界を学び、自分の中に消化してみたいということだけど。
とにかく例えば、自宅のＦＡＸに塾の電話からの受信履歴が残っていた件。その履歴には、ＦＡＸ以外の受信履歴は絶対に載らない。で、塾には電話しかない。これ、どうしても説明つかない。また、目の前で起きた妻の体験。報道ネタにもならないその人の通勤途上の急病死。しかも夫婦共そのひととは面識もないし、多少関わりがあったのも何年も前の話。それを、亡くなったのとほぼ同時刻に予知夢、その不吉な予感を話題にする。有り得ない！ …