疑問-1

入会当初は時間的にも余裕があったのと、精神的に何かを求める気持ちが強く、よくログを書いていた。
でも入会し一年以上経過し、忙しさもあるが、当時心にあった空虚感も薄らぎ、最近は他人のログを徘徊するに留まっていた。

今日書こうとしている事は以前より感じていた事だが、中々重い腕が上がらずキーを打てなかった。

本当はタイトルを「医療に関する疑問」としたかったが、このサイトには医療関係に従事する方が多く思え、多少トーンダウンする意味で変えた。


私は約３０年前に香港赴任中、腎結石で一日現地の公立病院に入院した以外、無論日本でもない。
たまに見舞いで病棟に入る事は何度もありますが、居ても長くて３０分位がせいぜいでした。

ところが昨年、ここ何十年も健康診断を受けていませんでしたが、家族からの心配と私自身もそう思ったので久々に市の健康診断を受けました。
久々と言う事もあり、オプションの肺結核、胃癌、前立線癌及び大腸癌と全て受けました。あっそれからあと二つ「乳癌｣と｢子宮癌」もありましたが、それは遠慮しました。

その結果、多少メタポ気味である事と大腸癌の疑義が告げられました。

メタポは多少自覚しているところもあり、自力で直せるにしても、従来の検診で受けた事もなかった大腸癌に関しては多少の不安もあり、保険員の指示通り近くの病院で再診しました。

そして親指の先位のポリープが二つ見付かりました。
医師「この二つは直ぐ取った方が良いのですが、何時取ります　　　か」
私　「話によるとポリープには良性と悪性とがあると聞きまし　　　たが、私の場合はどちらなのですか」
医師「良性ですが大腸の場合、発達していって悪性になる可能　　　性が高いですから、切除した方がいいですよ」

何となく直ぐに納得、翌週に手術をする事にした。

手術は検査の場合よりは楽だったが、それでも排便以外使用しない部分への異物挿入は痛かった。
されている時に、ふと「ホモだったら楽だったのかな」などと馬鹿げた事が頭をよぎった。

切除手術自体は何の痛みもなく、終わった時点で直ぐにでも帰れる感じだったが、二泊三日の入院となった。


私の入った部屋は六つのベッドがあったが、その時は私の他二人だけしか居ませんでした。二人とも私より少し年配かと思われたが、私の退院後も残っていました。

私たちの部屋から廊下を挟んで反対側が女性ばかりの部屋が並んでいて、その前を通る度にそこに寝ている女性が(と言っても大分高齢で大分以前からの滞在の様に思えた)何時も寝た状態で傍には天敵のスタンドか立っていた。

私は物珍しさも手伝い、病院をあちこち歩き回った(メタポ対策でもある)。
私は喫煙者で、院内全てが禁煙で、時々病棟から外に出て喫煙していた。
私の喫煙場所の直ぐ前に平屋の建物があり、そこに「リハビリセンター｣の看板があったが、私が入院していも間、人一人居た事はなく、まるで休業中の様だった。


そこで私が感じた素朴(私が医療に縁遠く、諸事情が解らないので)な疑問は

入院している高齢の方の中に、今からでも少しづつ身体を動かしてないと足腰の筋肉の衰えで寝たきりになってしまうのではないか。
折角傍にリハビリー施設があり使用していないのなら、それを活用できないのだろうか。

そしてその時そうしていない状況で、年を取り入院する様になったら、その後一生死ぬまで入院する事になってしまう様な感覚に襲われた。

何処か部分的に病んでいた者が、一度長期の入院を余儀なくされた場合、その後入院前の通常生活すら出来なくなるのでは


先にも書きましたが、このサイトには医療関係者が結構居られますので、この私の素朴な疑問に対し、色々のご意見が寄せられるかと思いますが、正直今も疑問なのです。