NTT（ドコモ）のアイオン(IOWN)

前々回だったか、ドコモの次世代６Gとして開発しているアイオンについて言及したが
アイオン（光伝送）を使って通信すると、速度10倍、消費電力1/100、伝送容量125倍となる。
つまり携帯は充電なしに、今の100倍長持ちするという事になる。２日毎に充電するとすると
200日充電せず使えるという事になる。かなり画期的だ。
伝送容量も125倍だから、今の５Gの速度だって125倍の情報を送れるという事になる。
８Gの動画だって全然余裕で送れる。
使う光半導体も電子による信号処理ではなく光になる。
サーバーからの伝送も電子ではなく光を用いる事で、速度も５Ｇの10倍という事が可能になった。
これだけ画期的であるから、この技術を日本発とするためには、早くからアメリカ、ＥＵの理解が
得られる事が肝要だ。アイオンの技術は、説明すればというか、2019年に英ネイチャーにアナウンス済みで、世界に衝撃を与えた。誰もが認める画期的なものであったわけである。
NＴＴには過去に大きな失敗がある。その当時画期的だったiモードの失敗である。
独自技術にこだわった結果、世界の理解を得られず全く採用されずに終わった。
世界での日本の技術は、その当時、大変驚異的に思われており、iモードを採用すれば
携帯通信やシステムすべてが日本に独占されるとの警戒があった事も事実である。
そういう過去の大きな失敗から学んだ事も多いだろうから、今回のアイオン(IOWN)は是非成功して
欲しいものである。