ビヨンドハーバーボッシュ法BHB

ハーバーボッシュ法についてはアンモニアの生産法で、100年近くその方法で生産が続いています。
ハーバーとボッシュと言うお二人がノーベル化学賞を受賞しています。
この方法でアンモニアが大量生産できる事になり、食料生産量もどんどんと上がりました。
これは人類に大きな貢献をした化学反応ではあります。
ただ触媒下でも温度が500度程度で、気圧も400～800気圧下で水素と窒素を反応させるので
かなりの大がかりな設備とコストが掛かる。
つばめBHBは、しばらく続いたハーバーボッシュ法を超える技術（deyondハーバーボッシュの頭文字を取ってBHB）を持っている有力なスタートUP企業だ。
先日つばめBHBとアブダビ石油公社とがアンモニアの生産で提携を発表した。
アブダビ石油公社は太陽光発電を使い、グリーン水素を製造して、つばめBHBのアンモニア製造技術を
使い、グリーンアンモニアを生産する目論見だ。
アンモニアに関してはCO２を発生させない火力発電に使う事で最近脚光を浴びている。
IHIとGEがアンモニアのガスタービン事業で提携するのもその用途である。
アンモニアの用途拡大で、しばらく続いたハーバーボッシュ法が新しい技術に入れ替わるのか
注目したい所だ。