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日本電産に未来はあるのか

2022年12月29日 10:31

日本電産未来はあるのか
日本電産株価が下げ止まらない。年初の13800円から12/29日6800円辺りをうろうろしている。
年初から約1/2にまで株価が低下した事になる。途中関さんの解任騒動もあったり、金利上昇
により世界的にグロース株の下落があったにせよ、下げ過ぎの感がある。
日本電産の一押しで進めているEアクスル事業が暗雲化して来ているのだろうか?
日本電産のEアクスル事業は、中国をメインとして拡販しているが、欧州も重要な位置づけとなっ
ている。営業の核は日本電産アトランティス(旧PSA)との合弁会社Eモーターズである。
Eモーターズの量産はアトランティスEV車向けに既に始まっているが、2024年までに100万基の
生産を予定している。EVを強烈に進めているEUで、EV車が順調に伸びてくれば日本電産
EV事業は黒字化が定着して来るだろう。
それと中国では吉利と広汽汽車への採用と広汽トヨタと広汽本田への採用も決まっている。
中国向け日本車への採用が決まっているのも力強い。
こうしてみて来ると、第2の車市場であるアメリカ向けの営業体制が見えない。
アメリカも日本同様EV化が遅れているが、アメリカもEV化は否定的ではなくなっている。
カリフォルニア州では2035年以降にガソリン車の全面廃止が決まっており、カリフォルニア州
の規制を既に18州が賛同する勢いである。
アメリカの規制で、日本車メーカーにはきつい事になっている(税額控除問題)が、Eアクスル
採用については詳しい事は不明。ただ今後駆動部の中心であるEアクスルも米国内での生産
に限定するとかの規制が出て来るのかもしれない。
Eアクスルメーカーではドイツ勢も強い。ボッシュ、ZF、シェフラー、テクノロジー
その他カナダマグナアメリカ勢はデーナといった所
日本では日本電産アイシン(ブルーイネクサス)明電舎
世界に冠たる車部品メーカーが名を連ねている。
日本電産は、新しく車業界に参入して来た新参者である。
Eアクスルを世界的に拡販して行くには長い困難が待ち受けている。
今までのデバイス向けのモーター拡販とは違う保守的な業界が待ち受けている。

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