- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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17th Country Road Part 12 いま思い返してみても
2020年10月14日 23:06
いま思い返してみても奇妙な日々だった。
ほぼ一週間にわたってなにかに憑かれたように
車内での交わりを求め続けた。
昼間は毎日のようにこの人妻と性交し
夜は夜で当時つきあっていた愛人と
野外での行為をするときもあった。
体力があるほうでは決して無いのに
このときばかりは
吹き上がる欲望に支配されていて
まるで自分の身体だという感覚がなかった。
海外に単身で移って
少したってからの時期だったので
帰国の機会にはなにかを身体や脳裏に
刻みこみたかったのが遠因かもしれない。
その夜は愛人との約束があった。
だから、昼間は少し早めに人妻と落ち合った。
何度かの交合のあとだから
車に乗り込んでくるときからすでに
妖しいしぐさをするようになっていた。
駅前の、それなりに人目のある車内で
濃度のあるキスを仕掛けて来るし
唾液を吸いながら
ズボンの上から撫で回す。
いつまでも続けているわけにもいかないので
そそくさと車を発進させる。
そして郊外型のホームセンターの駐車場の
最上階のオープンスペースに車をつける。
見通しがいいので
かえって監視カメラはなさそうだった。
平日の午前11時前。
車の数は極端に少ない。
窓の外は抜けるような青空。
…そこで始まった。
タイトミニのスカートの下は生脚だった。
その奥の下着はもうじっくりと湿っていた。
もとから薄めだったヘアは
手入れされ
さらに淡くなっていたから
簡単に陰唇を撫でられる。
逢うたびにパンティの面積が
小さくなり
何度目かには
極小のTバックになっていく。
このあいだ東名高速沿いの峠道で
激しく果てたあと
大事なギフトのように手渡された
黄色の濡れたTバックよりも
さらに小さくなっていて
もはや性器すべてを覆うことは
できなくなっているのが
這わせた手に感触として残った。
「いやらしい奥さんだな、こんな下着つけて」
「おまけにびしょ濡れにして」
「真昼間からこんなところでおまんこして」
こんな言葉をたたきつけるたびに
ジュンと愛液が噴出して
小さな下着をさらに濡らし
太ももの内側を伝わりだしてゆく。
「あーーー」
ためいきが唇からこぼれだすのだが
ブラウスのボタンをはずし
ストラップのないブラを
取り去る手の動きは止まらない。
だがさすがに
上半身を裸にすることはなかった。
その代わり
下は見られないと思ったのか
腰をクネクネと動かして
スカートを脱いでしまう。
卑猥なローズ色のGストリングス。
あるかないかの前はすでににじみで
色が黒く変わっている。
いずれは何度もすることになるのだが
このときはまだ
昼間の恥行の経験は少なかったから
明るい車内で見る卑猥な光景に
津波のように興奮が押し寄せてきた。
それを感じ取ってか
乱暴なしぐさでペニスをつまみだし
助手席からおおいかぶさって
フェラチオを始める。
むき出しの乳房が
こちらの太ももにおしつけられ、
乳首がとがっているのが
スラックスの布越しに感じられる。
スラックスを脱ぎ
助手席足元に脱ぎ捨てられた
ミニスカートのうえに放り投げる。
先にスラックスとスカートが
行為を始めたような光景だった。
この間に中断した行為が
更なる頻度と強度と粘度をもって
再開される。
べちゃべちゃ
ぬちゃぬちゃ
という
およそからりとした青空に
ふさわしくない音が車内を満たす。
長いフェラチオの間に
自らの手で、指で
下着の横から性器を嬲りだしている。
ペニスをくわえながらだから
「うううううう」という
くぐもった喘ぎしか聞こえないが
確実に頂上をめざしつつあった。
そして、次には
変色したローズ色のTバックを
脚からぬぎとり
わざとらしくダッシュボードに置く。
何が男を興奮させるか
もうわかっていての仕業だった。
オンライトでのこんな行為に
一挙に欲望が突き上げてきた。
殆ど毎日のように
時には日に二度も
カーセックスにふけっているのに
日ごとに狂い方が激しくなっていた。
だから…
そのまま助手席を倒して
センターコンソールをのりこえ
女の両脚を高く掲げて
その根元に佇立をつきたてた。
青空の下の真昼の駐車場
せっかく隠していた下半身を晒す姿、
着衣のままで飛び出している乳房、
そんな非日常の光景が
男と女の行為を加速する。
ギラギラと光る瞳、
その片方を前髪で隠しながら
「見られるよ、見られちゃうよお。」
「いやよ、いやよ、こんなのおお。」
「おまんこみらるよおお。」
と唾液を交わすあいまにも
シャウトする。
体力が無いがゆえに
執拗な前戯でなんどものぼりつめるのを
強いていたのが
このときばかりは一直線だった。
いつになく短い前戯なのに
男も女も、性のたかまりは激しかった。
ずぶずぶと送り込む。
きゅうきゅうと締め上げてくる。
ひくひくとひきつれる。
「いい。いい。」
「見られる。見られる。」
「見られてもいい。見られてもいい。」
「あああああ。みてほしい。」
「おまんこしてるとこみてほしい。」
「きて。きてえええ。」
「おまんこにいい。」
「かけて。かけて。」
「狂うううううう。」
「こわれるううう。」
「いくうううう。おまんこイク。」
「ぎゃああああああああああああああああ。」
ためらわずに放った。
ドクドクと放った。
誘い込まれるままに奥に送り込んで放った。
じゅんじゅんと湧き上がる愛液と
混ぜるかのように放った。
殆ど毎日のように行為を繰り返しているのに
なぜか精液が大量に送り込まれた。
車を停めてから1時間も経っていないのに
行為の濃度は十分過ぎるほどだった。
やがていつものように
どこかをさまよっていた人妻が
ようやく常態に帰ってくる。
身支度を終わらせる。
ただし、ダッシュボードに置かれたうす布は
再びこちらのポケットにしまわれた。
店内でごまかしの買い物をする間
腰にまわした手を離さないし
売り場の影で隙を見ては性器を刺激しあう。
そして翌日の都合を尋ねあって
再会の時間を確認しあう。
もはや昼間は淫行の時間帯になっていた。
明日も晴れ、また少し足を伸ばして
明るい陽の下で狂うことになるのだろう。
わずか一時間ちょっとの逢瀬はこうして終わった。
近くの駅に、甘える人妻を送りながら
だが、その道筋では
今夜あう愛人のことを考えていた。
(続く)
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