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17th Country Road Part 2 桜色に染まる全身

2020年10月01日 19:28

17th  Country Road  Part 2  桜色に染まる全身

桜色に染まる全身
じっとりと汗に濡れた前髪

とろけて焦点をむすばない瞳
なぜか突き出る上唇
反り返る喉元
つんととがる二つの乳首
妖しくしなる背中
広がってしまう太もも
陰唇の輪郭をかえってあらわにするヘア
震える足首
固く内側にまげられた足の親指…

いま、発情した女の裸身が腕の中にあった。
やがて、それぞれがばらばらに震えだし
それが官能のうねりとなってまとまり
一定の周期を描き出す。
発情から高まりへ
高まりから頂上へ
すでに踏み出されたアクメへの第一歩。
やがて
汗が振りまかれ
唾液が流され
愛液が撒き散らされる。
このプロセスに入った
女性は特に美しいし
ましてや身体からフェロモンを滲み出す
人妻の淫美さは別格だった。

白いシーツの上には
白いブラウス
つけていたブラと
はいていたタンガのショーツ
妖しく置かれていた。
もちろんいまは
コルセットはつけていなかった。
身体をつなげることを強く意識していたのだろう
バイオレットの俗に言う勝負下着
上品人妻にふさわしい質感と
上品人妻にふさわしくない露出度だった。
多分イタリアあたりのブランドかもしれない。
ブラもTバック下着としての機能は
あまり期待できないデザイン優先のもの。
そしてそのデザインコンセプトはもちろん
ファック
すでに置かれているショーツの細いクロッチは
遠めにも見てとれるほど濡れそぼっていた。

踏み切りで転んだこの人妻
助け起こして知り合ってから
再度の来日、三度目の出会い
もう身体をつないでいた。
我ながら早いペースだった。
最初のときはそんな気などさらさらなかったのが
お礼を」と言われてつけこむ気になった。
それだけの脆さと危うさがこの人妻にはあった。
はじめは恥じらいがあったのに
たちまち、露出性交を楽しむようになってしまった
もう一人の人妻と同じような雰囲気を漂わせていた。
何不自由なく暮らし
午後の紅茶を楽しみながら
同じような境遇の友人と
男との情事を披露しあう…
そんな淫らな香りが
こちらの人妻にもあった。

もっとも二人の人妻の間には
決定的な違いがあった。
あちらの人妻の亭主は、性に貪欲で
淫らな妻から他の男との情事を聞き出し
露出めいたセックス責めて
何度も何度も激しく頂に登りつめていた。
だがこちらの人妻
亭主とのセックスが絶えて久しかった。
夫婦仲は悪くないのだが
まったく淡白なのだという。
常に身体がうずいて
ほぼ毎日のように手淫に狂い
時に妖しげなマッサージをうけて快感に酔い
時に街角で声をかけられて
そのまま情交に狂ったりもした、という。
そんな話を2回目の逢瀬で聞きだし
その別れ際には唾液を飲み交わしながら
スカートの下に手を入れていた。
少しも拒絶がなく腰がくねり
やはり柔らかなショーツ
すでにぐしょぐしょに濡れていた。
このときは時間がなくてそこまでだったが
3回目の出会い
オスメスの交合になると互いに確信していた。

予想通りだった。
幼いセックス
亭主は欲求の処理だけに
彼女を抱いていたのだろう。
執拗前戯
粘つく恥行もなく
ただ高まりを妻の性器挿入しては
一方的に果てていたのだろう。
性とはそういうものだと二人とも
思い込んでいたのかも知れない。
これでは熟れた身体の火照りを
なだめることはできないし
頭が真っ白になるような快楽
到底、未知のままになってしまう。
話しただけで淫らな願望が
強いことはわかったし
たたずまいから立ち上る香りは
相当な淫乱さを秘めているはずだった。

そういえば
あちらの人妻もはじめはぎこちなかった。
だが、それは性に幼いのではなく
単なるつつしみとか貞淑の
概念が先立ってのことで
夫婦の間では激しいセックスが営まれていたから
一度、とろけてからは
ほぼ狂気のようなセックス
ふけることになった。
最近会ってはいないが
相変わらず
引っ掛けた男と
亭主のペニス
かわるがわる咥えているのだろうか。

環状八号線沿いのラブホテル
名は知られているだけに
古い外観がかえって淫靡だった。
短時間だがレストランから
ホテルに向かう車の中で
すでにスカートの下に手を入れていた。
コルセットはもとよりしていなかったし
パンティストッキングレストラン
脱ぎ去るように頼んでいたから
あわやかなパンティを押し分けると
その下で妖しく濡れる性器
簡単に手が届いた。
「いや」
といって手を押さえるが、そこで動きが止まって
むしろ感触を楽しんでいるかのようだった。
だから、ホテルに入ってからも
行為への道のりは一直線だった。

立ったまま抱きあい
唾液を吸いあい
服を脱がしあい
ベッドに倒れこんで
鏡に絡み合う互いの姿を映しては
淫らな光景を見つめあう。

よだれが重ねた唇の端から垂れだし
乳房に流れるところ。
よく手入れされた髪をわしづかみされ
ペニスを口に入れられるところ。
Mの字に開脚させられ
背後からワギナを大きく
かきあけられるところ。
とがったクリトリス
じゅるじゅると音を立てられながら
吸われるところ。
二の腕をもち上げられて
さらされた脇に唾液をてらてらと
塗りたくられるところ。
足の指を一本一本吸われ
奥の性器から愛液をほとばらすところ。

ともすれば、快感のあまりに目を閉じてしまうのを
「見て。こんなだよ。」と声をかける。
じっと自分の淫らさを鏡の中に見て取って
驚いたようにため息をつく。
シーツに大きなシミをつくりながら
体中を快感で震わせ、蛇のようにのたくる。
すでに今までの性交では
得られなかったレベルで
感じていることをしきりに口走った。
なんとか喜悦の極致に押し上げてやろうと
こちらも必死になっている。
脱ぎ捨てられた濡れたTバック
鏡の中で見せつけるように咥える。
これまでの女性たちとは
何度かこの行為を楽しんだが
濃厚な性を味わったことのない向きには
かなり衝撃的なのかもしれない。
「いやーっ」といささか
うそっぽい悲鳴を上げる口を
下着を咥えたままの口でふさぐ。
クロッチは愛液の味がしみこんでいる。
それを今度は二人でしゃぶりあい
その淫らな光景を鏡の中に展開する。
しゃぶりあいながら両手で
ぱっくりと口を開けた女性器
ぬちゃぬちゃという音を立てながら責める。
口元にバイオレットパンティをぶらさげた
とてつもない自分の姿を鏡の中に見て
いっそう激しく
愛液を噴出しながら高みに達した。
身体が痙攣
次に脱力し、腕にかかる重さが急に増えた。

この後、彼女ホテルを出るまでに
何度もアクメに達することになる。
そして
さらにその後の逢瀬では

ベッドではなく車の中で
より感じるようになって行く…

(続く)

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