二人であることの意味

セックスに対しての願望って
誰しも持っているものですよね

SにはSなりの
MにはMなりの

苦痛に歪む顔が見たい
嫌がりながらも快楽に溺れていく様を見たい
支配していると実感したい

敬愛する人の所有物になりたい
いやらしく恥ずかしい姿を見られたい
失神するまで快楽責めされたい

これらは性質こそ違えど
あって然るべき願望であり
みんなそれを叶える為にパートナーを探しているんだと思います


でも、人間は飽きる生き物
自己防衛という名の切ない本能ですよね


でも人と人が長年連れ添っていられるのは
何故なのか


やっぱり「二人だから」
なんじゃないでしょうか


自分の願望を満たすことだけ考えている人の頭には、その数に見合っただけのストーリーしかないわけで、、、

お気に入りの映画を来る日も来る日も
見続けてるのと同じに思える

ストーリーの決まった映画
どれだけ秀逸な脚本と演出でも
一本道であることは否定できない


でも、同じく何かしらの願望を持った人と
同じ時間を過ごすのなら全ては乗算されませんか？？


縛られ好き同士のカップルは
どんなセックスをするんだろう

どMの人が体臭フェチに
身体中を嗅がれるのはどんな気分なんだろう

鼻フックを付けたドSの女性に
死ぬほど犯されたらどんな気分だろう

なんだかずっと考えてられるくらい楽しい


また、別の話をすると

パートナーと肌を交えた時
息遣い、呻き声、匂い、発する言葉、反応、
それらが全く同じ日なんてあるんでしょうか？

サシャは未だかつてありません。

身体と脳が覚えてる前回の悦びが
目の前でパートナーを狂わせてませんか？
自身の記憶から血を滾らせてきませんか？


互いに何を悦ぶかを知り、
二人の間に歴史を作り、
記憶と現実を混ぜ合わせながら愛し合う

無限大の悦びがそこにはある
と、サシャは考えてます


だから「自分もこうしたいし、こうされたい」って思いを持たない人とのセックスは全く興味がありません。


言葉責めをしていても、
貼り付けたディルドでオナニーを命じても、
潮と愛液でずぶ濡れになる程クンニしても、
ねじ込んだアナルプラグを弄り回しても

どこか一方通行感を感じた時点で
虚しさが勝ってしまうんです


やっぱり男に生まれた以上
雄として雌に貪り喰われたい


膣をアナルを思いっきり広げ
いやらしい液と匂いを振り撒き
貴方の全てを受け入れると訴えてほしい


自分も脳と身体を全開にして
貪り、辱め、嗅ぎ、舐め
望むものをぶちまけたい

そこに制御不能な欲望を
思いっきり浴びせて欲しい


それが最高のセックスだと思う


そしたら、離れた後も
また貴女が欲しくてたまらなくなる
貴女じゃないとダメになる

そんな狂気のお話