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遺伝 その7

2017年05月21日 01:21

遺伝 その7

こんばんは。

いったい 何が 有ったのかを 書きます。


父の記憶は 京都の 鳥辺山 まで 

で途切れています。


鳥辺山 とは

西本願寺 西大谷墓地の中の一本杉のある山、

京都では 不吉な場所として

忌み、どちらかというと 嫌われた土地です。


そんなところで何をしていたのか?


清朝の宝剣を買い取りたいという人物の

オファーがあり、

紆余曲折の後、

受け渡し場所を

鳥辺山を指定されたので、

出かけて行ったらしい・・・


でも用心をかさね ダミーを持参した様子、

鳥辺山の大谷廟の近く、

指定場所に 指定時間に到着した時に、

いきなり 後頭部に 衝撃を 受け、

それからのことは 何も 記憶が無い・・・・・・・


ダミーで用意した宝剣も もちろん消えた。


曰く、

ブラックジャック (革の袋に鉛の玉をぎっしり詰めた武器)で、

やられたと思う とのこと、

記憶喪失のまま、彷徨して 難波で 保護


父は 元 帝国海軍少尉で 

予科練海軍飛行予科練習生)出身。

戦時は 陸攻(一式陸上攻撃機)に乗っていました。

陸攻は あの人間爆弾桜花」を 搭載していた飛行機です。

予科練出身の将校の 強さは 並大抵のものでは ありません。

でも、ほとんどの人が生還できませんでした。

父は、オレだけ生き残って恥ずかしい と 涙することが 度々 ありました。

身体のいたるところに 被弾のが 生々しく残り、

銭湯に 行くと 皆が 二度見 することが 多かったです。

特攻を何度も送り出した 精神力・気力は 恐ろしいほどのものでしょう。


その父を いとも簡単に 意識不明にした相手は 何なのか。

警察も まともには取り合ってくれないことは 解っていたと言います。


ヤクザ暴力団などではない、

もっと組織的な暴力勢力だろうと 言っていました。



当時 K玉Y夫 を 総裁としていた 極右団体 だったのでしょう。

これはあくまで 父の 推測です。

でも 彼等が 手に入れたのはダミー


では 本物は どうなったのでしょう。

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