- 名前
- ポルコ・ド・オロ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 67歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 勃ちません。 出ません。 大きくなったら すぐ出ます。 出したらすぐ寝ます。
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遺伝 その6
2017年05月18日 23:03
父は
富田林の精神病院に
保護・収容されていました。
まったく記憶を無くして、
名前も何も、
自分が誰であるかも解らない状態で、
フラフラと難波近辺を彷徨している所を
警察に保護されました。
その後、この病院へと送られた様子です。
急いでかけつけた病院で 母が面会しました。
「まったく無反応で哀しかった。」 と
その日 帰ってきてから、言っていました。
医者の説明では、
「脳に、一時的に大きな衝撃を受けた形跡がある。
記憶の喪失は それが原因とすれば、治るかもしれない。
でも、それがいつかはわからない。」
というようなものでした。
とりあえず連れて帰って、
近い病院で 治療を受けさせよう。( 治す方法は無いのに・・・? )
と決まり、
帰宅させることになりました。
そのことを聞いた祖母は
自分が迎えに行くと言って、
伯父にクルマの手配をさせました。
「ポルコちゃんも一緒にいこなー。」と、
ワタクシも同行することに。
病院へ到着し、
病室へと。
檻の様な 鉄格子が 窓に入っている不思議な光景。
病室までに 鉄格子の扉を 何回か通過。
病室のベッドには 確かに 父がいました。
でも 父のようなもの という感じで、
なんだかわけもなく悲しくて 涙が ボロボロ出ました。
そのとき 祖母が 突然の 大声で、
「レイちゃん!!!!! レイちゃん!!!!!
今すぐ 帰ってきなさい!!!!!」
と 叫び 父の 背中を ドン っと 突きました。
途端に
父が、
「あ! おかあさん、
どうしました???
えっ オレは、
どうなってるんだ?
ここは?」
と 正気に戻りました。
お医者様も ナースも、
驚いて
何が起こったのか?
皆 理解できない現象でしたが、
ワタクシは 父が正気に戻ってくれて
嬉しくて嬉しくて またボロボロ泣きました。
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