- 名前
- いがらしさゆみ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 私、ドMなんです。 みんなに私の痴態見て欲しいの 見られて興奮しちゃう変態なの&...
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コテージにて(3)
2016年03月02日 09:25
招待状にあった三連休の初日の土曜日だった。マユミは朝からそわそわしていた。
娘は、昨夜から帰ってきていない。普段なら、遅くとも朝帰りのはずだ。
あの封筒を手にしてから、慌てて用意した電車は指定席を取れなかった。
セックスフレンドとの逢瀬の約束もあったが、約束をずらそうにも連絡が取れなかった。
自分の周りで何かが、起きている。そう感じていた。しかし、その状況に期待している自分がいる。
マユミには破滅願望があった。火遊びから始まった大火傷。それが不倫を始めた時に抱いていた願望だった。
満ち足りた生活を壊され、全てを奪い取られたい。
その願望には、地味で、堅実で、昼行灯な夫への報復の意味もあった。
招待状に書かれた場所は、山奥にあった。電車に一時間、バスで一時間の小旅行だ。
コテージの前で足を止める。住所を確認するが、そこで間違いない。
随分と立派なコテージだ。火山が近いからか湯煙が上がっていた。周りには、建物はなく、別棟のコテージも見当たらない。
そう、ポツリと一棟だけ建っているのだ。
恐る恐るコテージのインターホンを押すと、軽快な音が鳴り響いた。
一拍置いて、インターホンのスピーカーから男の声が聞こえる。
「マユミさんですね?お待ちしておりました」
ブツッという、インターホンのマイクが切れる音が鳴った後、男性が一人現れた。
細身だが、筋肉質な腕がシャツから覗いている。表情からは遊び慣れた感じを受けた。
「あ、あの…ま、マユミと申します」
声は震えて、上ずりながらも、そう伝える。
男はマユミの手を取ると、その甲にキスをする。
「お待ちしていました。さぁ、中へお入り下さい」
紳士然とした態度は、セックスフレンド達や、ましてや夫にはあるはずもない自信を感じた。
招かれるままに、その広いコテージのリビングへと入る。
ソファに座らされると、男はキッチンからお茶をさしだした。
「申し遅れました、私は、加藤誠治と申します」
震える手でお茶を口に運ぶ。セイジの態度は、あくまで紳士的で好感を抱くほどの物だった。
「あ、あの…頂いた写真の件ですが…」
恐る恐るマユミは言葉を切り出した。
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今回はエロなしです
このウラログへのコメント
次への期待感は十分に盛り上がりました!
さて、どうなるんでしょう♪楽しみです!
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