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趣味は読書、ただなんとなく…

2014年10月09日 04:36

秋になった。今年の夏も、暑かった。異常異常と言っているが、もう、僕が幼い頃から体験して来た四季は、失われていくのかもしれない。異常が普通になって、日本は温帯から熱帯に移行するのかも。
夏休みを当て込んだ文庫のフェアで、ヘミングウェイの「老人と海」、カフカの「変身」、カミュの「異邦人」は僕の知る限り、40年くらい、毎年リストに入っている。
異邦人」の主人公はムルソーだったと思うが、「太陽がまぶしかったから、人を殺した」と言う。
ずっと、世間で通説になっている「不条理」を表した小説なのだと思ってきた。実際そうなのだろうが、あんなに暑い夏を経験すると、暑さだけで、人を殺したくなっても仕方ないかもなどと、思ってしまう。太陽のまぶしさも、殺人の理由になるのではないかと、アホなことを考えてしまう。
「変身」で、虫に変わったザムザは、ドイツ政治思想の崩壊を象徴していると、教わったが、ここも単純にカフカは、ある男が、虫に変身したら面白いだろうと考えて書いただけかもしれないと思い始めた。外国文学研究者には、怒られそうだが、他者は時には、深読みや勘繰りや、誤解をするものだから、単純に鑑賞するのも、間違いではないと思う。
ただ、僕の読者レベルが低いので、僕の感想は、大抵間違ってはいるだろうが。
もう、手書きで長い文章を書くことが少なくなった。キーボードは相変わらず遅いのだが、スマホは案外速くなった気がする。たぶん、手書きに、迫っているだろう。単なる自己満足

このウラログへのコメント

  • ・メグミ・ 2014年10月09日 13:08

    老人と海、変身、異邦人、すごく哲学的で意味が深いですね。難解だけど、読み応えはありますね。素晴らしい

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