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2014年05月19日 15:09

去年の年末に祖父が他界して、お通夜に親戚がたくさん来たんだけどその中に、ナカさんと呼ばれている60代後半の爺さんがいた。なんだか知らないけれど若いときは色々と危なげな商売だかをしていたという噂のある人で、みんなに敬遠されてるみたいだった。祖父は90歳をこえる大往生だったこともあって、お通夜は大宴会のような具合で、僕が父に頼まれてナカさんを都内のホテルに送っていくころにはナカさんも相当に酔って、ずっと昔話を話していた。酔っぱらいの戯言と思って聞いていたけれど、話が妙に現実的というか生々しくて、どうも本当っぽく思ったのでここに書きます。ナカさんは若いころ、と言っても30代後半か40代くらいのころのことのようですがKという漫画家の手伝い?をしていた、親友というか仲間みたいなもんだと言っていました。それで、そのKさんのせいで昔、有名な女優とやるハメになったと言いました。「最近はアイドルだとか言っても、枕営業なんて当たり前で、股がゆるいから、すぐにデキ婚だとかいうんだろ」「まったく夢がないというか、昔だってそういうのはあったけど俺の知ってるかぎりでは、女のほうもそれなりの覚悟っていうかそういうのが昔はあったと思うんだよな」Kのやつは売れっ子漫画家になって、いっぱしの先生きどりだったんだけど根がヤクザだから、最後の方はやりたい放題だったんだよ。有名な女優愛人にしてたし、それ以外にも何人もの女優タレントとやってたな。だけど俺が一番驚いたのは、Eっていう若手女優のことだ。Eは有名な俳優の秘蔵っ子で、まあたぶんその俳優ともできてたんだろうな。なにしろ大物の俳優の秘蔵っ子だから、テレビでも映画でもいい役がまわってきて本当にこれからが盛りっていう女優だったな。それがKから面白い遊びをするからすぐ来いって言われて行ってみたらKのプレイルームで、物干しざおみたいなの二本に両手両脚を縛りつけられて全裸緊縛されてるEがいたんだよ。家にはKの奥さんもいるんだからな、あれは本当に人間のクズだったよ。まあ俺も人のことを言えるような柄じゅなかったけどな。Kがいろいろやってるのは知ってたけど、芸能人とのセックスの現場を見せられたのはあれ一回きりだった。映画の中じゃ、派手なアクションで悪者を恰好よく倒してるあのEだからね下着姿セミヌードみたいなのもほとんどやってなかったんじゃないかな。それが縛られて性器も全開で、俺が行ったころには明からに何かされたあとで陰毛も濡れてベッタリだし、胸にも平手で叩かれたとかも生々しく残ってた。それでKが言うには、縛って普通に犯すのもあきたから、有名女優のお前が見ず知らずの一般人に、やられちまうところを見てやろうと思ってな。などと言ってたよ、一般人っていうのは、もちろん俺のことさ。 たぶんクスリでもやってたんじゃないかな、Kは様子がおかしかったな。俺もそのころは相当悪かったけど、これはヤバいなと思ったからKにやめようって言ったんだけど、他人に何か言われて聞くような奴じゃないしな。やらないとこっちがぶん殴られそうな気配だったし、あいつに本気で殴られたら軽い怪我くらいじゃすまないしな。そしたら縛られたEが物凄い目つきになって、俺たちに向かって言ったんだよ。あんな情けない姿なのに、凛々しかったねえ。「先生、先生のおかげで私は女優にしてもらったようなものだから何されても その恩は生涯忘れません」「だから二人だけのことだったら先生が望むことは何でもしてきました」「だけど二人のことに先生の考えで他人を入れるなら、先生も覚悟を決めてください」「私は先生に抱かれても何にも求めてこなかったけど、これからは私が女優を続ける限りはずっと、Tさん(大物俳優)じゃなくて先生に生涯面倒をみてもらいますから」すごい気迫だったね、さすがのKもハッとした感じだったよ。だけど女に言われて引くKじゃないからね。「ようし判った、そこまで啖呵をきる女のセックスがどんなものか俺にしっかり見せてみろ」EはKの嗜好を知り尽くしてたんだな、俺に手加減しないで蹴ったり叩いたり乳首がちぎれるくらい噛んでくれって言うんだ。まるっきり映画の中のセリフみたいだったよ「私を誰だと思ってるの、こんなことをして許さないわよ」とか言いながら気丈にはねつけながらもしだいに快感に昇りつめていくんだ。すごい演技だったね、本当に感じてるとしか思えなかったけど、あれは演技だろ。縛られたまま俺にハメられてマンコもグチュグチュになって出し入れされてるんだけど目が死んでないんだな、ものすごく艶っぽく喘いでいるんだけど目が生きてる。最後は口に入れてガンガン突いてくれって言われて、Eの口のなかでいっちまったちよ。そのあとは縄をはずして、俺の尻の穴まで舐めあげたりして無理やり勃たされてあの清純派のアクション女優騎乗位ガンガン腰を振りながら隠語をわめきちらして、淫売そのものとしかいいようのない乱れっぷりだった。縄も麻縄だから縄も白い肌に残ってるし、大丈夫なのかと思って圧倒されたよ。帰るころにはさすがのKも白けたのかおとなしくなってたな。「約束は守る」って、それだけしか言えなかったな。ありゃあ間違いなく枕だけど、そんじょそこらの枕とは違ったね。男と女の命と面子をはった勝負みたいなもんだ。まあ約束のあと、何年もしないでKのほうがさっさと逝っちまったから約束なんてあってなかったようなもんだったけどな。それに比べると、最近のは本当にただの淫売とかわらないんじゃないか。情けないねえ。こんなガリガリに痩せた爺さんに、そんなドラマのような体験があったとは。酔っぱらいの妄想だとは思うんだけど妙にリアルっぽい昔話でした。

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