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苺の女2

2012年12月10日 18:01

しばらくしてから、まだ、苺の女を呼んだ。

新しく探すのもメンドオーだったので、ま、1回会ってるから、余計なこと考えないですむ。

時間を決め、むろん、条件に合うわけだから、都合がつけば、ok


前と同じように、エプロンは着けてない、化粧はそれなりにしてるんだろ、
化粧なんぞに興味ないから、気にならない。

衣服はコギレーといったところか、この女はそういうサイノーはなさそうだ、
オレもファッションや、オシャレとはほど遠いとこにいるから、
気にならない。

デートでもするか、

エッ、

前回のようにはビックリしないが、
またかあ、
といった感じだ、
むろん、イヤな顔はしない、
そんなことすれば、苺が食い損ないになりかねない。

女の手なんぞ、昔から握ったことないから、
このときばかりは、握ってみた、
女は、ビッ、
一瞬引っ込めたが、

苺を思い出して、

男にそのまま、握らせていた。

街中を歩いて、
女の気持ちは知るよしもない、イヤなのか、
楽しいのか、

オレはカラオケをやったことない、

エエッ、

女は突拍子もなく、ビックリした、

女のアタマには、やることしかない、
早くやって、用件を済ませて、自由になりたい
それだけだ

それを、カラオケとは、少し、コンピューターが狂う

それでも苺が食いたいから、
カラオケについてくる。

カラオケなんぞ、この20年、入ったことない、
昔は、居酒屋スナックでよく歌ったものだが、
今は、さっぱり

オイ、なにか歌え、
えっ、歌わないの?

オレは音痴でつくづく自分の歌は嫌気がさしてる、
おまえの好きなもの歌え、

女にしてみれば、やることが目的だから、歌とはなかなか、両立しない。

それでも苺を考える、ま、しょうがない、
うんで、知ってる歌を歌う、
上手ではないが、下手でもない。

うんで、手をつないで、一緒に歌う、

男は音痴だから、音程が外れて歌にならない。
こういうとき、たいてい、女はしかめっ面シテ、
めいっぱい、イヤな顔する、

しかし、この女は苺の女だから、男と歌うことはイヤだったが、
そんなことはガマンする。

なんだあかんだあと、カラオケで飲み食いして、ウタなんぞ歌っていると、
2時間なんて、すぐ過ぎる。

あのおー、早くやらないと、時間が~
おずおず、たずねる、
女は気が気じゃない。

心配すんなあ、やるときはやる。

で、約束の時間だ、も、3時間たっていた、
オイ、約束の苺だ、
1万5千、払う、

なあ~んだか、女は腑に落ちないようだ。
あのお~、いいの?

なに、おまえカンチガイしてるんだ、
オレはおまえの心を買ってるんだ、

オレとつきあっているココロを買ってるんだ、
イヤをおまえはガマンしてるだろ、

ガマンしてるココロを買っている。

これで、わかったろ、


苺の女には、ぜ~んぜん、わからない

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