- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- おまんこは神の秘術
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酒乱3
2011年12月04日 15:27
みんなで1泊の旅行に行こう、ということになった。
ま、例のヤツも連れて行くことになった。5人でな。
そんなに遠くない鬼怒川温泉にした。確か紅葉の盛りだったな。
普段は気の弱いおとなしい男で何かと気が利いて働いてくれるので便利なのだ。どうしても重宝してしまう。
しかし、酒が入ると、今までのツケをいっぺんに全部払わされてしまうハメになる。
旅館に着くと、部屋に案内される、もうこの時点でみんなうきうきだな。浴衣に着替えて風呂に入る。
露天風呂に入って雑談する、気が弱い男もまことに楽しそうだ。一緒になって雑談する。一点の非の打ち所もない。
午後6時半頃、夕飯が始まる。当然酒は飲むわな。おまえは止めろと無粋な真似はできない、みんなで、少々なら、という思惑がある。
どこでもそうだが、酔いが回ってくると、人のことなど気遣っていられなくなる。
うんで、例の気が弱い男も、一人で酒は進む。周りが気がついたときはたいがい、手遅れになっている。
隣は宴会で大いに盛り上がって賑やかだ、あまつさえ、女もかなりいる。
気がつくと、例の男がいない。
隣の大宴会で踊って唄って騒いでいる。女も囃し立ている、このあたりまでは見知らぬ闖入者でも、大目に見てもらえる。
うんで、女の帯を解こうとする、女は抵抗すると今度はえりを広げておっぱいを取り出そうとする、女は逃げる。違う女に襲いかかる。これを繰り返す。
女は逃げる、
タスケテー、
クミチョー、たすけてー
オヤブンサン、タスケテー、
と、床の間の一番奥に座って悠然と酒を飲んでいる男に駆け寄っていく。
例の男には、クミチョーさんは通用しない、
へええーあんた、くみちょー、オヤブンサンか?
隣にあった女のスリッパをクミチョーさんの頭の上にのせる、
クミチョーさんは平然と酒を飲んでいる、
今度は、雑巾を乗せる、
それでも黙って飲んでいる、
見ていた、周りは騒然とする。
女どもはコトの次第が殺気ばしってくるのを感じているから、
耐えきれず、きゃーキャーッ
別に自分が危害を加えられてもいないのに騒ぎ立てる。
とうとう、隣の女がオレらのところにきたな。
オレの仲間の一人がオヤブンサンのところに行って、
どうも迷惑をかけました、花代は全部こちらが持ちますので平に堪忍しやてってください。
10分くらい畳に額こすりつけていたら、
わかった、そのかわり、女どもに袋だたきにさせるぞ。
ハイ、思う存分、やってください。
女どもはこれぞとばかりに、そいつを袋だたきにしたな。
それから双方が大いに盛り上がった。
帰りがけそいつはクルマの中で、
いてー、いてー、
泣いていた。
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