酒乱

知り合いが気が弱くおとなしい男がいる。

飲み会が終わって、2.3人で連れ立って、例のごとくソープに行くことになった。

このおとなしい男も連れて行った。だいたいそこそこデキ上げっていたから、やれると思って、うきうきしている。

中に入って順番待ちしていると、ウキウキ感がみんなに伝搬している。もう口元が緩んでいる。

待っている間に店が気を利かして酒を出す。ウキウキしているものだから、グビグビ飲む。

そこそこデキ上がっているものに、まだ飲むのだから、どんどん、酔いが回る。

気が弱そうな男も、かなり酔っ払った。

お客さん、どうぞ。気が弱そうな男は入っていく。、


気が弱そうな男は言う、オイ、酒をくれ、

エッ、酒はないですよ、かわいソープ嬢はいう。

ないなら、買ってこいッ、

はい、ソープ嬢は買いに行く。


おまえはどこから来た、

はい、どこどこです、

おい、こんなことしていいと思っているのか、

あのー、お客さん、遊ばないんですか？

オイ、親が見たら、なんというかしっているか、

あのー、お客さん、

おい、こんなことしていないでまっとうに働け。

あのー

おい、酒もってこい。一番高い酒もってこい。


テンチョー、お客さんヘンなんですー




店長が言う、あのー、お客さん、ここは飲み屋でないんですが。

オイ、いいから酒もってこい。ないなら、買ってこい。一番いい酒だぞ


テンチョーがオレんとこにきたな、

あのー、お連れさんが大変なのです。

なに、オレは今忙しいんだ。

隣のつれにたのめ、隣近所だからな。


隣の連れの所に行った、

あのーお連れのお客さんに困っているんです、


そうか、しょうがない、殴り倒して気絶させろ、


それしか方法はないぞ。


ええっ。


店で、よってたかって、気が弱そうな男を殴り倒した。


お客さんこれどうしましょ、


気がついたら、ネコよりおとなしくなっているから、安心しろ。


もう一人の連れと、

さ、かえろ。