- 名前
- ハレイワビーチ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 53歳
- 住所
- 静岡
- 自己紹介
- 裏ログはなんとなしに書き始めた私小説が大半を占めますが、途中から自分のために書き続け...
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ダヴィデのペニス
2011年09月19日 21:22
ぼくは20代にある美大に通っていた
そこでは週の半分の午前中、女性のモデルを呼んでデッサンを行っていた。 精確にいえば美大を受けるための講習からヌードモデルデッサンは普通にやっていたのだが
ヌードモデルのデッサンというと世の男性は大体うらやましがるものだが、すっぽんぽんの女性を前に、自分でテーマを見つけて描く、ということは、そんなに「エロス」な世界ではないのだ
むしろ、下着か何か着て何処か隠してもらえた方がオトコとしてはずっと感じられたと思う
しかし、あるヌードモデルが担当になった時はかなり動揺した
どこを取ってもぼくのツボにはまる女性だったからだ
ちょっと東南アジアを思わせる顔付き、厚い唇、切れた目つき
ふくよかな胸、決してスタイルがよいわけではないが、なにか郷愁というセンチメンタルを思わせる身体だった
ぼくはこころの動揺を抑えながら、必死にデッサンしていたと思う
モデルの休憩時間にはそんなこころの内側はおくびに出さずに、和やかに言葉を交わすようになっていた
彼女はある時こんなことを言った
「神山君は科学者みたいね いつもわたしの正面に来て片目を瞑って射抜くように見るじゃない。 身体が計測されているように感じるのよ
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