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hyoui

2011年09月08日 11:53

「ぁぁ、ああ」


早紀の小さな口から出る音が次第に大きくなっていく。
今では大きく開かれた両脚の中心には小さなふたつの手が蠢いていた。
右手の指は第2間接まで花園に侵入され、左手の指が小さな突起を転がしていた。
早紀の脚には力がこもり、若干だが腰も浮いてしまっていた。


「い、いい・・・気持ちいい・・・」


脳裏には中学校時代の担任がいた。
早紀が秘かに想いを寄せていた先生だ。
担任は教卓の上に早紀を乗せて、その両脚を大きく開かせる。
そしてそこに顔を埋めている。
もちろん実際にそんなことを経験したわけではない。
何度かそんな妄想をしたことがあるだけだった。


「せ、せんせい・・・」


早紀が小さく呟いた時だった。


「早紀、さき」


名前を呼ぶ声が聞こえる。
男の声だ。


(・・・先生?)


妄想の中の担任の声。


(ばかな・・・)


早紀は幻聴だと否定する。
だが・・・


「さき」


今度ははっきり聞こえる。
少し離れた隣のベッドあたりから・・・


「ふしゅるう、さき、ふしゅる」


早紀はそっと声のするほうを振り返る。
そこには布団に入った有紀が寝ていた。
そして真赤に充血したふたつの目が自分を見ている。


「ゆ、有紀ちゃん・・・見てたの?」


慌てて掛け布団を身体にかけてから早紀は聞いた。
しかし有紀の返事はない。


有紀ちゃん?」


もう一度声をかけると、有紀の瞼は閉じられる。
そして、小さな寝息が聞こえ始めた。


(・・・なに、いったい何が?これも夢なのかな)


早紀は夢であることを願った。



・・・


有紀の意識はゆっくりと消え去っていった。
ただ、ほんの少しだけ残ってまったくの暗闇というわけではない。
薄れ行く分、誰か違う意識が有紀大脳を占領していくようだった。
少しだけ残る有紀の意識はそれを感じていた。


(だれ?私の身体に入ってくるのは誰?)


有紀の意識はそう問うていた。
ふしゅる、ふしゅる
有紀の質問に答える者はなく、その代わりに奇妙息遣いが耳に届く。


(・・・?)


どうやらその息遣いは自分の鼻が鳴らしているようだった。
少し離れたベッドでは早紀が自分で慰めている。
それは可憐でなおかつ妖艶でもあった。
視線をそこから外すことは嫌だった。
ずっと見ていたい。
そう思った。


(どうして?・・・えっ)


しばらくすると有紀は自分の身体に異変を感じ始めた。
下腹部が異様に熱くなる。
そして内腿に当たるものを意識していた。


(なに?)


熱く固いものだった。
有紀は薄れる意識を使い、なんとか左手をそこへ運んだ。


(い、いやあ~!)


恐る恐る伸ばした左手は、間違いなく男のモノをつかんだのだった。
固く屹立したそれは有紀股間から生えている。
根元まで触れて確かめたのだから間違いはない。
大きな声で叫ぼうとするが、何故か声が出なかった。


(そんなばかな・・・そんなはずない)


そう願うのだが、左手の中のそれはいっこうに消えることはなかった。


(うそ、うそよ)


ヌルっとした感触がある。
ネバった液体が指にからむ。
左手有紀の意思を無視するように、その先端を包んでいたようだ。


(あうっ!)


尿道だと思われる小さな割れ目に触れる。
その度に心地よい刺激が身体を突き抜けた。


(い、いい・・・気持ちいい


「ふ~ふ~ふ~」


鼻息が荒くなっていく。


(さ、早紀ちゃん・・・)


目の前には真っ白く雪のような肌がある。
おそらく使ったことのない花園は赤く充血していることだろう。


(入れたい・・・)


思った。

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