- 名前
- taichi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 正直若いころに比べて女性にに対してもSEX対しても臆病になっているところがあります。...
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hyoui
2011年09月07日 14:41
早紀は有紀の背中をじっとみつめていることしかできなかった。
左腕を強い力で握られて身動きができない。
思い切って振りほどこうとすれば可能かもしれなかったが、それをしたら有紀に申し訳ないように思った。
有紀がゆっくりと振り向きはじめた。
ギシ、ギシ・・・
そんな音を立てて首がねじれていく。
もう綺麗に通った鼻筋が見て取れるくらいに自分にむかって振り向いていた。
(綺麗・・・)
本当に綺麗な顔立ちだと思った。
早紀はその横顔に見とれている。
ふっと気がつくと有紀の瞳は異様に充血していた。
「有紀ちゃん、目が赤い・・・」
有紀はさらに振り返る。
「有紀ちゃん・・・」
有紀の瞳が真赤になっていた。
それは充血という範疇を超えている。
しかも目じりから赤い糸が垂れ下がって・・・
(血・・・)
有紀は血の涙を流していた。
「き、きやあ~」
・・・
瞼を開くと薄暗い部屋の天井が見えた。
木目調の天井板はなんだか人の顔が描かれているように見える。
「夢か・・・」
小さく声にだして呟いた。
そして隣に寝ているはずの有紀へ顔を向ける。
そこにはスヤスヤと寝息を立てている有紀がいた。
「よかった・・・」
またそう呟いた。
それにしてもあまりにリアルな夢に早紀はすっかり目覚めてしまっている。
おそらく起床時間までにはまだかなりの時間がある。
もう一度寝ようと思うのだが、目覚めた意識はそれを許してくれそうにない。
早紀は夢を思い出した。
(凄かったな・・・凄く感じて)
一人で腰を使う有紀は妖艶だった。
自分と同じ歳だとはとても思えなかった。
(気持ちよさそうだった・・・)
早紀の右手が股間へと移動し始めていた。
臍から下腹部へ移っていく。
その時、早紀は妙なことに気がついていた。
(あれ・・・)
当然手に触れるはずのものがないのだ。
(穿いてない?)
そう、そこにあるはずのショーツがなかった。
恐らく他人よりは柔らかめのヘアーが指に直接触れた。
そのまま早紀は指を股間へと移動させる。
(濡れてる・・・)
もちろん自分で慰めることは始めてではない。
中学1年のときに覚えて以来、時折それをする。
だが濡れかたがいつもとは違っていた。
(こんなに・・・)
ほんの少し触れただけで中指に絡まりつくほど早紀は濡らしてしまっている。
ショーツを身に着けていなかったことよりもこのことのほうが早紀には驚きだった。
小さな突起に中指の先端が触れると、早紀の身体はピクリと跳ねた。
「ぅあ」
同時に丸く開いた小さな唇から声がもれる。
小さな刺激だけで声が出てしまうほど、そこは過敏になっているようだ。
ヒクヒクと痙攣さえし始めているようだった。
(もっと・・・)
突起の上を滑らすように中指の根元まで移動させた。
「い、いい」
隣に寝ている有紀のことは気になったが、慰めの行為を中断することはできそうにない。
それどころか新たな試みに対する欲望がふつふつと沸き起こってくる。
(入れてみようかな・・・)
早紀の自・慰は小さな突起に触れることだけで、今まで花園の中に指を入れたことはなかった。
挿入する行為は自分ではしてはいけないのだと思い込んでいたのだ。
だが、今日はそれをしてみたくて仕方がない。
(だめよ、それはダメ・・・)
そう自制心を働かせようとするのだが、ゆっくりと指先が花園の中心へと向かっていく。
(ヒクヒクしてる・・・)
まるで指を咥え込もうとでもするようにそこが蠢いていた。
「だめ、入っちゃう・・・」
小さな音にしてそう言った。
何者かが自分の意思に反した行動をとらせるのだと言い訳をしたのだと思う。
「だめ、だめ・・・あ、ああ」
中指の第一関節から先が消えていた。
・・・
横向きに寝ている有紀の両目がしっかり見開かれていた。
真赤に充血している瞳は早紀の姿をジッと見つめている。
左手には花柄のショーツが握り締められていた。
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