- 名前
- taichi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 正直若いころに比べて女性にに対してもSEX対しても臆病になっているところがあります。...
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hyoui
2011年09月06日 18:32
早紀は不思議な思いで有紀の姿を見つめていた。
クローゼットの前に跪き、両手は取っ手をつかんでいる。
薄いピンク色のネグリジェから丸いヒップがむき出しになっている。
一番驚いたのは腰が前後に動いていたことだ。
まだ自分でも経験したことはないのだが、背後から男性に貫かれているのだと感じた。
「あ、ああ、助けて・・・助けて早紀ちゃん。」
くぐもった喘ぎ声の中に助けを求め早紀の名前を呼んでいる。
「・・・」
早紀は有紀の名前を呼ぼうとするのだが、何故か声は出ない。
それどころかベッドから立ち上がることもできない。
(金縛り・・・)
早紀の身体は瞳を除いたすべての機能を失ってしまったようだった。
ただ心臓だけは激しく鼓動を繰り返している。
(有紀ちゃん・・・)
頭の中で有紀の名前を叫ぶ。
「あ、ああ、あうう」
次第に喘ぎのボリュームがあがっていく。
女の匂いが部屋中に充満してきた。
白い太腿を伝わる有紀の体液が光って見える。
早紀は視線を外そうとした。
だが、それができない。
ふたつの瞳はまっすぐに有紀のヒップに向かっていた。
・・・
「い、いい・・・こんなのって」
下腹部からこみ上げてくる快感に有紀は驚いていた。
今、人生の中で最高の快感が有紀の身体を襲っていた。
「あう、すごい!あ、ああ、なに!これなに?来ちゃう、来ちゃうわ」
背後から固く太く熱いものが有紀の内部に突き入れられている。
奥底にぶつかるとき、頭のてっぺんに電気が走るようだ。
それに引き抜かれていくときは内臓ごと引っ張り出されてしまうと感じた。
もう、この状態から逃げようとは思わない。
(母さん・・・)
有紀は夢で見た母の姿を思い出す。
「い、いく・・・いくう」
そして、ついに有紀は背中を仰け反らせて叫んだ。
「ゆき、大丈夫!」
早紀が名前を叫べたのは、有紀が一度仰け反らせた背中を丸め大きな呼吸をし始めた頃だった。
「はあ、はあ、はふ」
身体の振るえと心臓の動悸を抑えようと有紀は大きく息を吐き出している。
早紀はベッドから起き上がろうと動かなかった腕に力をこめてみる。
しかし、身体は酷く重くなかなか言うことをきいてくれない。
「有紀ちゃん・・・」
早紀は有紀を助けなければと思い込むことで重い身体をなんとか持ち上げることができた。
ゆっくりと背中を向ける有紀に近づいていく。
(どういうこと・・・?)
早紀の目には有紀ひとりしか見えなかった。
だがあきらかに背後から貫かれていた。
演技ではあんなことできないだろうと思う。
あと2,3歩まで近づくと有紀の様子がよくわかった。
余程の快感だったのだろうか、未だに白い太腿は痙攣したままだった。
その太腿には少し濁った有紀の体液が伝わり落ちている。
それは膝からフロアーにまで零れ、小さな水溜りを作っていた。
(おしっこ・・・?)
一瞬そう思う。
だが、それはあきらかに違うものだ。
バー・ジンである早紀にもそのくらいはわかる。
時折、どうしようもなく欲しくなることがあった。
そんなときは自分で慰めている。
あの時の指にからまる粘り気のある体液。
有紀が零しているのはまぎれもなくその体液だった。
(でも何も触れてなかった・・・)
早紀が知る限り、有紀は一度もそこに手を伸ばしていない。
終始クローゼットの取っ手を握ったままだったはずだ。
「有紀ちゃん・・・大丈夫?」
恐る恐る有紀の肩に手を伸ばす。
「有紀ちゃん?」
「・・・」
その時、有紀が早紀の手首をつかんだ。
「い、痛い!」
その恐ろしく強い力に早紀は驚きをかくせない。
小さくひ弱な有紀にこんな力を出せるはずがない・・・咄嗟にそう思った。
「早紀・・・見てたのね?」
顔をクローゼットに向けたまま有紀が言った。
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