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子宮と卵巣は自分で守る! ゴッドハンドDr.清水のよくわかる婦人科入門(6)
2011年04月25日 10:23
ピルで排卵を止めて卵巣がんを予防!
低用量ピルには、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが、本来卵巣から分泌される量の5分の1~10分の1量含まれています。これを飲むと体は女性ホルモンが充分足りていると勘違いし、卵巣からの分泌を抑えます。
「つまり、卵巣がお休みして、女性ホルモンの分泌量も減るわけです。この結果、排卵が止まりますから、卵巣が傷つくこともありません。いってみれば、昔の人は何度も出産することでピルを飲むのと同じ状態を作っていたのです。今、欧米では日本とは逆に卵巣がんが減少し始めていますが、これは多くの女性が長年、ピルを飲んできた結果と考えられます」
卵巣がんを予防するピルには、ほかにもうれしい効用が。子宮内膜があまり厚くならないので月経血量が減少する、月経痛が軽くなる、月経周期が規則的になる、などです。子宮内膜症や月経痛などがある人は、特にピルがおすすめです。
子宮内膜は本来、子宮内にありますが、これが卵巣や腹膜など子宮周辺の場所でも増殖するのが、子宮内膜症。20~30代の女性に多い病気です。
「月経のとき、血液は腟を通って体外に排出されますが、実は卵管を通っておなかの中にも逆流しています。この月経血の中には内膜細胞も含まれており、これが卵巣や腹膜などにくっついて生着(せいちゃく)すると、月経の度に剥がれて出血するようになります。おなかの中には出口がありませんから、血液はどんどんたまることに。そうやって卵巣に血液がたまり、ドロドロになったものが『チョコレート囊胞』。これは卵巣がんに変わることもあります」
強い月経痛を訴える人と痛みのない人がおよそ半々。性交痛や排便痛があったり、不妊の原因になったりすることも。治療法は、低用量ピルなどのホルモン療法のほか、ひどい場合は手術で病巣を取り除きます。
「欧米では日本とは逆に卵巣がんが減少し始めているとのこと、これはやはりピルによるものでしょうね。日本ではピルの副作用云々であまり普及していないようですが、きちんとデータを確認した上で使用を検討したほうがいいんじゃないでしょうか」
このウラログへのコメント
> まーらいおんさん
そうなんですね
保険が効かないのは痛いですね
子宮内膜症の治療目的の場合など保険適用すべきじゃないんでしょうか?
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