- 名前
- 純生くん
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- スケベな妄想を抱えつつ、行動が伴わないままシニアに足突っ込んでます。 女性を満足させ...
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妖精の恋
2011年04月15日 16:08
汗ばむような陽気の中、病院への道を車を走らせました。
窓から入ってくる風は強く、髪を揺らします。
久しぶりの外出。
久しぶりの運転。
空が青く、桜の色もちらほら見える。
やはり心の雲が流れて、晴れていくようだ。
やっぱり外に出なくちゃ駄目だなぁ。
わかってはいるのだけれど、中々病院に行くといったような用事がないと、外出する勇気が起きない。
病院での診察を終えての帰り道、小さな交差点で車を止めていると、目の前を横切る女の子がひとり。
年のころは25,6だろうか。
少しボーイッシュな雰囲気の格好で、小走りに駆け抜けていく。
その姿にふと目を奪われる。
「ああ、ああいう女の子と友だちになりたいなぁ」
もちろんルックスしかわからないけれど、そんな気持ちにさせるものを感じた。
美しい人はたくさんいるけれど、中々ふとそう思わせる人に出会うことは珍しい。
そういう人を見かけただけでも、ああ、今日外出して良かったなぁと幸せな気持ちになれる。
基本、私に好みのタイプというものはなく、好きになった人がそのタイプなのだ。
多分、もっと外出することが増えれば、そういう出会いも増えていくのだろう。
私は本来、恋と言うものは心と心を通い合わせながら、静かに育っていくものだと思っている。
それが私の恋の形。
でもたまにはルックスから落ちる恋。
それは激しく急に燃え上がる恋。
それもまた良いかな。
ふと、そんな気がした。
時には目の前に現れた妖精に魅入られることも悪くはない気がする。
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