- 名前
- 笹熊猫 尚輝
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- ※現在は、ウラは利用していません。 ウラプロフィールからの「スキ!」や「ウラメール」...
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【早くも叩売り状態の「KAGEROU」】
2010年12月20日 22:26
早くもバナナの叩き売り状態
水嶋ヒロ「KAGEROU]
(ゲンダイネット)
予約注文43万部! 驚異的な数字を叩き出した水嶋ヒロ(26)が本名の「齋藤智裕」名義で書いた処女小説「KAGEROU」。発売2日目には25万部増刷されて発行部数が68万部に到達するなど、今年の出版界で最大の話題作といっていい。
テーマは命の尊さで評価する声もあり、すでに映画化のオファーまであって、水嶋も気をよくしているが、出版界からの怨嗟も聞こえる。この本は「書店責任販売制」といってほとんど返本を認めない「買い取り制」を前提条件にしている。水嶋は作家としてはまだまだ新人で、初っぱなからこんな強気の売り方をするのはいかがなものかという声である。
そして、話題性とは対照的にネットオークションでは早くも大きく値崩れ。“バナナの叩き売り”状態に突入している。
オークション最大手サイトのヤフオクではすでに100品以上が出品されて、中には500円以下で出品されているものも。品薄なのは街の書店の店頭だけのようだ。
「出版社側も早々に値崩れを起こす事態は百も承知。発売から5日が勝負だと思って内容もほとんど明かさずに出版計画を練ってきました。すでに68万部ですから、思惑通りにコトは運んでいます」(出版関係者)
定価で買わずとも、古本屋にあふれかえるのは時間の問題か。
【笹パンダ・コメント】
賛否両論・・・と言いたいところですが、大手通販のアマゾンの購入者の評価を見ると悲惨な状態です。
まずは、問題の本の解説。
《第5回ポプラ社小説大賞受賞作。
『KAGEROU』――儚く不確かなもの。
廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。
「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。
命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
肉体と魂を分かつものとは何か? 人を人たらしめているものは何か?
深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。
そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、
かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。
水嶋ヒロの処女作、
哀切かつ峻烈な「命」の物語。》
そして、476件の評価で一番支持された物を挙げると・・・。
評価・・・★☆☆☆☆
2,072 人中、1,996人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
《読まずに云々言うのも失礼と思い読んで判断してみようと購入。
思ったより内容はキチンと思い描いている様ではありましたが、随所で矛盾と言うか常識では到底理解出来ない所も多く、話の流れにきちんと筋が通っていない感じが否めませんでした。
そういった事もあり謳い文句で“命”をテーマにしているとはいっても、彼がそれを読者に伝え切れてないなという印象でした。題材としては決して悪くなかったとは思います。
ただ、それを活かしきれなかったと読んでいて分りました。文学作品として見ると未熟さが‥。
★1つの理由なんですが、私はあくまでポプラ社小説大賞において方波見大志さん以来の大賞受賞した作品というレベルを評価の基準にしている為こうさせて頂きました。
やはり今回のケースは特殊故にそれに見合っていなければ多くの方もこうなると思います(その他の一般書として出ていれば基準は当然異なっていましたが)。
名前を使える事自体、本人が培ってきたステータスの1つなのでそれは問題ないと思います。
ただ、現時点での実力に不相応な賞を与え、自社の売名行為の為に彼を祭り上げたポプラ社に関してはよく考えて欲しいと思います。
今は良くても結果的に成長速度に比例していない状況が彼の作家としての将来性を潰す事になるかもしれません。
同様にその他の賞応募者の方々に対しても今回の結果は少なからず選考に影響を与えられたのではないかと思います。
質の高い作品発掘と可能性よりも利益追求の出版社の実態が浮き彫りになった一件でした。》
・・・どうでしょうか?これを手厳しいと見るか、妥当と見るか、本を読んでいない笹パンダには言う権利は無いですが・・・。
興味のわいた方は、古本屋で入手して、お読みになってみてはどうでしょうか?
(´・ω・`)笹パンダ
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