デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

「隣の年下くん」

2010年11月10日 22:47

今日はこんな話です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  ●一人エッチの最中に…

  その時、インターホンが鳴った。

  手の中で小さなピンク色ローターが震えている。
  たくさん可愛がったおかげで膨れ上がったクリトリス
うっかり触れてしまい、声が出そうになるのを必死に抑えた。
 物音を立てないように慎重にローターの電源をオフにする。

  ――大丈夫、聞こえているはずがない。

  自分にそう言い聞かせて、頭を落ち着かせる。
  突然の、しかも最高に悪いタイミングで訪れた人物とは一体…?

  息を殺して、全神経を玄関に集中させる。
  このまま居留守を決めこんでしまおうか、そう思っていた時だった。

  「深雪(みゆき)さん?………いないのかな…」

  この声…隣の部屋の住人で、まだ大学生になりたての瀬戸翔太だ。
 私は持っていたローターを玄関から死角になる場所に置き、
  急いでパンティーを身に着け、服の乱れをチェックし、ドアを開けた。

  「あ、やっぱりいた!これ、昨日の肉じゃがのお皿。
  今回はちゃんと洗いましたよ!
  それと肉じゃが、超美味しかったです♪
  深雪さんてホント料理上手ですよね~。
  この前のビーフシチューとか、その前の麻婆ナスとか、
  さらにその前の……えーと、えと…。
 とにかくハズレがないっていうか!また作ってくださいね」

  扉を開けた途端に始まるマシンガントーク。
  人なつっこい笑顔で、言葉の端々にハートをくっつけたような喋り方。
  もし彼にしっぽがついていたら、ものすごい速さで振れていただろう。

  愛嬌たっぷりの笑みと口を挟む暇を与えられない言葉の銃撃に、いつも圧倒される。
  これが若さなの…?と思ってしまう自分がいて少しショックだ。
  そんなに年は離れてないと思うんだけど…。

  ●「中、入ってもいい?」

  「深雪さん居留守使おうとしてたでしょ?ダメですよ。
  俺、深雪さんが今日お休みなの知ってるもん。
  それでなんですけど、深雪さん。今日これから空いてますか?俺の相談にのってくださいよー!
  こんなところで立ち話するのもなんだし…ね、中、入ってもいい?」

  出た。甘えモードになるとタメ口になる癖。
目線をこっちに合わせて、少しはにかんだ表情でのおねだり。
  うまい。本人も知っててやっているのだろう、
  この姿は彼を最も効果的に魅せる。

  もともと年下に興味のなかった私でさえ、
初めてこの姿を目の当たりにした時は胸がキュンと高鳴った。
  とはいえ、何度も見せられれば耐性ぐらいはつく。

  「残念。我が家は男子禁制なの」
  「え~、じゃあ彼氏はどうなるんですか?」
  「今の彼氏はコレよ。問題ないでしょ?」

  そう言って、玄関の靴箱の上に置いてある水の入った金魚鉢を指す。
  中には8センチほどの大きなマリモが沈んでいる。

  「…お名前は?」
  「毬男(マリオ)よ」

  瀬戸翔太はひとしきり笑ってから、自分の部屋に帰っていった。
  去り際に「ちぇ、深雪さんの部屋見てみたかったなぁ」と
  口を尖らせていたところが実に彼らしい。

  瀬戸翔太が、私の暮らすアパート、それも隣の部屋に
  越してきたのは、今から3ヶ月ほど前になる。
  引っ越しの挨拶の際に、県外から来たこと、一人暮らし
  自信がないことなどを耳にし、その愛嬌の良さから
  少し世話でも焼いてやるか、と夕飯を作って持っていってあげた。
  …すると、見事になつかれてしまったのである。

  それ以来、お得意の甘えモードで夕飯のおかずをせびりにくる、なんともない相談ごとを持ち寄られる、休日には買い物に付き合わされる…と縁が絶えない。
  毎日顔を合わせているのに煩わしく思わないのは、
  ひとえに彼の人好きな性格があってこそなんだろう。

  返却された肉じゃがの皿を流し台に置いて、部屋に戻る。
  部屋の隅に置かれたローターを見て、自分がついさっきまで一人エッチに耽っていたことを思い出した。

  ●いやらしい音で、頭が真っ白に…

  「ちぇっ、イイとこだったのに…」

  彼と話していた時は気付かなかったけれど、慌てて身に着けたパンティーには小さな染みができていた。
  その染みを指でゆっくりなぞってみる。
  半乾きの冷たさに少し不快感を覚えつつも、そのまま指を這わせる。
  しばらくすると染みは広がり、パンティー越しに秘部の熱が伝わってきた。

  パンティーの中に手を滑りこませ、真ん中に指を押し当てる。
  クチュ…といやらしい音をたてた。

  『ね、中、入ってもいい?』

  突然、彼の言葉が思い出された。
  言葉のニュアンスが違うと頭で分かっていても、体が敏感に反応する。
  下腹部の奥底がきゅんと切なくなり、秘部から蜜が溢れた。

  私はためらわなかった。
  一人エッチを中断された腹いせとばかりに、彼の言葉をおかずにした。
  濡れそぼった秘部に指をゆっくり入れると、
  いつもより締めつけが強いように感じられた。
  指の届くギリギリまで押し進めてから、中をおもむろに掻き回す。

  ぐちゅぐちゅ、にゅちゅ…ちゅぷ………

  いやらしい音が耳を犯し、頭を真っ白にさせる。
  無我夢中で指の数を増やし、激しく上下させた。

  絶頂が近付き、背中が弓なりになる。
  足がビクビク震えた。
  心も体も、欲しくて欲しくてたまらなくなった。

  ――何を?

  もちろん、本物の瀬戸翔太、自身を。

  「んッ、あっ、あ、あ、ああぁぁぁん…ッ」

  空いていたもう片方の手でクリトリスを刺激すると、
  呆気なくイってしまった。

  最速記録達成。

  快感の波にのまれながら、ぼんやりとそんなことを思っていると、
  玄関の方でかすかに物音がした。

----------------------END----------------------------

 今日の話は如何でしたでしょうか

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

純

  • メールを送信する
<2010年11月>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30