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【お題日記】挿入なしのエッチはアリ?その2

2010年11月07日 00:07

【お題日記】挿入なしのエッチはアリ?その2

●『鍵・瘋癲老人日記』


御存じ、谷崎潤一郎 作 のエロ爺炸裂小説です。2作品とも家族そのものが相当の変態としか思えない設定なのですが・・まぁこれを『耽美派』と云ってしまえばそれまでの話し・・挿入なしsexの最たるものが、ここにあります。


つまり、年齢的にsexは無理だけれど、精神的な性欲を満たすことにはバカみたいに意欲的な爺さんの話なので・・・これは、考え方なのですが・・・性的行為そのものをエッチと云うならば、このケースも挿入なきエッチと云わざるを得ないわけです。


昨日も、宦官の話で同じようなことを書きましたが、宦官の場合、代用としての性的行為(まぁ、張り型な度を使用した)つまり、直接性交に近い行為であるのに対し、『鍵・瘋癲老人日記』の世界は・・もうフェチと云うか、変態と云うか・・・かなり、偏愛的でありM男くんであり、また、頭の中でごちゃごちゃと、常に厭らしいこと考えている意欲的なエロ爺の世界観ですね。


挿入なきエッチの最終形態は、実は、この谷崎潤一郎的世界ではないのか・・・と思ったり・・・。まぁ、冷静に読んでいると、ギャグだとさえ思えるエロ爺のみならず、登場人物の凄まじい変態ぶりに半ば呆れてしまいます。まぁ、興味のある方は、お読み下さい。・・・あくまで、純文学の『耽美主義小説』です。


明日は『挿入なきsexその3』として、『バーバレラ』について書きます・・・と、予告!

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