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●彼女たちのこと その9 Nについて

2010年05月28日 21:11

●彼女たちのこと その9 Nについて

ついに、Nのことについて語る時が来てしまいました。私の恋愛遊戯の中で、例外中の例外が・・Nとのことだからです。・・避けてはならない事実がそこにはあるようです。


Nとは、私が唯一、結婚していた女性です。私とNは、8年間付き合って、結婚、そして、11ヶ月・・Nは死亡しました。・・・交通事故です。・・昭和から平成に変った頃の話です。


Nと過した9年足らずの間、私は、N以外の女性に見向きもしませんでした。・・自分で云うのもなんですが・・『私』が・・ですよ!


Sに、『zzさんは遊園地みたいな人・・でも、遊園地に住めるのは、妖精だけ・・』と云われましたが・・まさしくNは、妖精だったかもしれません。生活力は限り無く0に近く、その言動は夢と現実の狭間を彷徨っています。Nの存在そのものが、非日常的だったように思えます。


もし、Nが生きていたなら・・私はアーティストをやっていなかったかも知れません。Nの方がアーティストとして優れていたであろうし、大成するであろうことは、何となく見えていましたし・・私は、どちらかと云うと、器用に立ち回れる方なので、彼女マネージメントや生活を支える役目でも充分満足でした。彼女の、人の心に触れるようなコンセプトを生み出す力は、残念ながら・・今もって、私にはありません。


多分、私は・・彼女を支えるために大学に残り、多くのギャラリーと付き合い、評論家異論をぶつけていたのだと思います。結果として、それが、私のアーティストへの道を切り開いたのでしょうが・・それは、単なる『おまけ』にすぎない・・そんな気がします。


一見、かなり一般的な私とNの関係について、もう少し、掘り下げてみたいと思い増す。続きは・・明日!

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