ゆっくりなえっち・・・

(じゃ　次はお尻ですね)

明るくさわやかに・・・

すっきりした感じで

井口さんは帰っていった・・・


それはおいといて・・・

今日の主人・・・

なんか違う・・・

「今日　何か違う・・・」

『なにが？』

「いつもと違う・・・」

何を言いたいのか理解したみたい

『忘れてるのか』

「えっ・・・？」

『最近　これでもか的なのばっかだったしね』

「えっと・・・？」

『まあ　とりあえずお風呂に入ろう』

えっと・・・展開が見えないんだけど・・・


お風呂で体を洗われながら

キスをされる・・・

やっぱいつもと違う・・・

『出会った頃のえっちだよ』

「出会った頃・・・」

そういえば・・・

出会ったばかりの頃・・・

今みたくいきやすくなくって・・・

ゆっくりと時間をかけて

「んっ・・・」

体の感じるところを

目覚めさせられては

こうやってキスをして・・・

見つめあって・・・

「スローセックス・・・？」

『そういう言い方好きじゃないけどね』

「そ、そうなの・・・？」

『普通にしてるだけじゃん』

「普通にって・・・？」

『気持ちよくなるようにして

感じてるのを確かめるように

楽しむようにして』

「んっ・・・あふ・・・」

『目で感じて』

「あん・・・・」

主人の指が中に・・・

『声で感じて』

耳元で囁かれる・・・

「い・・・く・・・」

主人に寄りかかるようにして・・・


体を拭かれて

抱きかかえられてキスをされる・・・

『肌で相手を感じて』

寝室のベットの上に寝かされ

そしてキスをされる・・・

『舌で感じて』

「んふっ・・・」

目で・・・

耳で・・・

そして肌で・・・

主人を感じて・・・

顔中にキスをされて・・・

顔中が性感帯みたくなって・・・

「あああ・・・」

指先の感覚・・・

手のひらの感覚・・・

舌の感覚・・・

体中で感じて・・・

首筋、肩、脇、肘、指

体中を隅々まで舐められて・・・

「ふっ・・・はふ・・・」

声をあげたらもったいない・・・

声と一緒に

気持ち良さまで出ちゃいそうで・・・

体の中に気持ちよさを溜め込んで・・・

「んんっ・・・」

気持ちいい・・・

でも　まだ・・・

もっと・・・

声を殺して何回もいく・・・


そして主人に触れられながら

主人の体に舌を這わせて・・・

わたしは主人の体を楽しむ・・・

主人のを舌で味わって・・・

口の中で受ける・・・

口の中いっぱいに味わうようにして

飲み込んで・・・

水浸しに・・・

正確には水じゃないけど・・・

タオルが何枚もベッドの横に・・・

何回・・・漏らしたろう

何回・・・噴いたろう


主人に背中を向けて

主人の上にまたがるように・・・

半分　放心した感じ・・・

なんかふわふわする・・・

腰に触れた主人の手・・・

少し　現実に戻って・・・

主人を見る・・・

「ねえ・・・」

『おいで』

主人にキスをする・・・

抱きしめられて・・・

横に転がるみたいに

主人が上になる・・・

「あ、あああ・・・」

主人のがゆっくり入ってくる・・・

すごく気持ちいい・・・

髪を撫でられキスされて・・・

「あふっ・・・気持ちいい・・・」

『もっと気持ちよくね』

主人がほっぺたにキスをする・・・

よだれ・・・

それをすする音が聞こえる・・・

「き、気持ちいい・・・？」

『気持ちいいよ』

「そ、そう・・・うれしい・・・」

なんか・・・

いまさらだけど・・・

すごい初々しい感じ・・・

「いや・・・だめぇ・・・」

いった瞬間　抱きしめられて・・・


錯覚だと思うけど

キスしたとき

口の中に入ってくる舌を

口の中で感じるみたいに

あそこの中で

主人のを生々しく感じて・・・


上になって・・・

髪を振り乱してるわたし・・・

それを見てる主人・・・

後ろから突かれながら・・・

主人を見ようと振り返るわたし

待ち構えてたようにキス・・・


なんか　ほんとに・・・

今は　二人だけの世界・・・


また　わたしが下になって・・・

頭を抱えられるように・・・

『いくよ』

耳元で囁かれて・・・

「うん・・・」

ドクドクと主人のが流れこんでくる・・・

「ふっ・・・はあ・・・」

いつもと同じ・・・

いや　普通すぎるほど普通・・・

でも・・・

気持ち次第で・・・

こんなにも・・・

いきっぷりとか・・・

乱れっぷりとかじゃ・・・

いつもよりおとなしい感じだけど・・・


すごく・・・

すごくすごく・・・


満たされて・・・　　　しまった