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妄想小説5 ~二重生活 前編~

2009年03月29日 21:50

妄想小説5 ~二重生活 前編~

毎週金曜日の朝、修二からの呼び出しのメールが入る生活が続いていた。

竜太郎との夫婦生活は、月に2~3回あるかないか。
結婚1年目の夫婦としては少ない方なのかもしれないが、46歳という年を考えると、そんなものだろう。
しかも、竜太郎は輸入家具を扱う父親の会社を継ぐ準備を進めている最中であり、その生活は多忙を極める。

ただし、竜太郎は仕事の忙しさを理由に家庭をおろそかにすることはない。18歳も年下の佳乃をとても大事にしている。
佳乃も、竜太郎のことを心から尊敬し愛していた。竜太郎を裏切ることなんてありえない、そう思っていた。

それなのに・・・・

いつしか修二からの呼び出しを心待ちにするようになっていた。竜太郎への罪悪感はもちろんある。しかし、金曜の朝になると、佳乃はいてもたってもいられない気分になるのだ。
拒絶と困惑。後ろ暗い気持ちがある分、よけいに羞恥快楽への欲求が高まる。


手の中に握り締めたケータイがブルブルと震えた・・・。
「30分以内にマクドコートの下は全裸
添付されていたのは、上半身裸の佳乃がガラスを挑発的な表情で舐めているのをガラス越しに写したものだった。

佳乃は戸惑った。
この季節、ロングコートはおかしい。しかし、スプリングコートでは、丈が短いうえに、生地が薄い。
しかし、躊躇している暇はない。バスの時間までは15分しかない。そのバスを逃すと、約束の時間に間に合わないが、この格好で、自転車に乗ることは考えられない。

「約束の時間に遅れたら、即旦那写真を送るからそのつもりで」
竜太郎名刺ひらひらさせながら宣言した修二の顔が頭をよぎる。


佳乃は、服を脱ぐとクローゼットからひざ丈のコートを出し、ボタンをとめ腰のリボンを結ぶと、鏡の前で前かがみになり、お尻が見えないことを確認した。ナマ足がばれないように、ロングブーツを履くと、バス停に走った。

乗客や運転手が、みんなに見られているような錯覚に陥り、佳乃はクラクラしてきた。恥ずかしいのに、体の奥がカッと熱くなり、下半身が潤むのを感じていた。


修二は、窓際のスツールの席に腰かけていた。
「なんか飲み物買ってこいよ」
コーヒーを買って席に戻ると修二の姿が見えず、テーブルの上にメモが乗っていた。

 コーヒーをゆっくり飲んだら出ておいで。(足をどうするか、わかってるな。)


窓の外ではガードレール腰かけた修二がこちらを見ている。


佳乃はスツールに腰掛けると、膝を開いた。
ゆっくり飲まないと、と思っているのについつい急いでしまう。
熱いはずのコーヒーの温度も味も、何も分からない。頭が真っ白になり手が震える。
修二の目が股間に注がれていることしか視界に入ってこない。

ようやくコーヒーを飲みほすと、急いで席を立った。
潤んでいた秘部がさらに濡れ、太腿を伝う感覚があった。


淫乱佳乃、良かったか?」
「・・・・」
「見られて、濡らしてるだろう。」
「・・・・はい。」
佳乃は小さい声で答えた。

「な、佳乃、そのコート、どこで脱ぎたい?」
佳乃は答えられない。唇を噛んで下を向いてしまった。

「じゃあ、3択な。1番・ここ、2番・ホテル、3番・そこの公園♪」
「・・・に・・・2番。」
「ふーん。佳乃旦那以外の男とホテル行きたいんだ?」
「そ・・そうじゃなくて、その3つの中だったら・・・」
「ちゃんとお願いしろよ。ホテルに連れて行ってください、ダロ?」

「ホ・・ホテルに連れて行ってください。」
ホテルでどうされたい?」
佳乃コートを脱がせてください。」
「なんで?」
コートの中が全裸なのを・・か、確認してください。」

佳乃の太腿を伝った愛液が、とうとうブーツのあたりまで流れてきていた・・・。


つづく

※1話から読む
 http://www.digicafe.jp/diary/2030290.html

写真イメージ・フリー画像

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