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放浪ゲーム6-提案

2009年02月27日 07:06

放浪ゲーム6-提案

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そんなある日 結衣があるゲームを提案した

「ねえ 浮浪者になろうか?」

その言葉の意味をわたしはつかみかねた

浮浪者いうと?」

「家に帰らず 外で生活するの」

「また、とんでもないことを」

「わたしね そういう生活に憧れてたの」

憧れ、結衣の口から 

その言葉を聞くのは初めてだった

「なんでまた、そないもんに?」

ジプシーってあるでしょ、あんな生活に憧れてたの」

ジプシー...、確かにあれは 浮浪者に似てる」

「でしょ、ねえ やろうよ」

「やろうって....」

そう言いながら 

あと半年で部屋も更新なのを思い出した

そして半年後 わたしはこの街にはいないだろう

面白いかもしれない、そう思った

数ヶ月なら 出来るんじゃないか

そんなことを考えた

今に思えば そう考えた時点で

わたしは彼女の提案に乗っていたのだろう

そこでわたしは思った

わたしには問題がない

しかし 結衣の方は....

「あんたは部屋どうするのさ?」

その問いに結衣は答えず 

わたしに寄り添ってきた

そしてわたしのズボンを脱がし 

顔をわたしの下半身にうずめた

わたしのものを口に含みながら

「部屋はいいの」そう言った

「他の......」

他の男たちは?と聞こうと思ったが

愚問な気がした

それよりも口でされるのが

こんなに気持ちいいとは

経験がないわけじゃない

いやむしろ多いと思う

恵子さんのは気持ちが加算され

そういう意味では特別だ

結衣のは純粋に気持ちがいい

わたしの方が声が出そうなのを耐えながら

わたしは いくつかの推測をしていた

多分 家賃を払ってなくて

このまま逃げる気なのだろう

そして 男達からも 

そろそろ逃げる頃合と思ったのだろう

なんとなく理解していた

わたしだってこの街から逃げる予定がなかったら

結衣に はまっていただろう

飛びぬけてるわけではないが 

そこそこな容姿でこのH上手

独占したくなる気持ちはわかった

ただ 結衣は 誰の手にも収まらない

それもわかっていた

そう考えながら 

これ気持ち良すぎると思っていた

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