放浪ゲーム1-狂宴

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異様な光景だった

浮浪者達は　公園の水場で

とり憑かれたように手を洗う

ここは　公園の宴

結衣のブラウスははだけて、

ブラもはずされている

いくつもの手が、

その胸に這う

嫌がるわけでもなく、されるがままに

いやむしろ楽しんでいるようにも見える

わたしはただそれを眺めながら

グラスの酒を飲み干していた

わたし達は数日前から

ひとつのゲームをはじめていた

その中の１シーンにしかすぎない光景ではあった

こんなのもありといえばありなのだろうと思っていた

嘘のような始まりだった二人には似合っている

そう思っていた

すぐそばでは車の音が聞こえる

通りすぎる人にも丸見えの狂宴

そんな音に混ざり結衣の笑い声と息使いが聞こえる

少しづつ荒だっていく息使いにわたしは昔を感じる

狂っているな、そう思い出す

そんな回想を断ち切るように結衣が呼ぶ

「ねえ、喉が渇いたよ」

わたしはグラスの酒を結衣の口に注ぐ

口からこぼれた酒が

首筋をつたって胸まで流れる

浮浪者達は命の水をすするように

我先にと争って吸い付く

こいつらも狂ってやがる、そう思った

ただ、自分と関係のあるわたしの前で

浮浪者達のなされるがままにされている結衣も

彼女みたいな関係の結衣が

されるがままにされているのを

平然と酒の肴のように眺めているわたしも

こいつら以上に狂っているのかもしれない

「あはは、ねえ、こぼれないようにちょうだい」

そうねだる結衣に

わたしは口移しで酒を飲ませた

これでいいやと結衣は思い

これも一興とわたしは思っていた

とことん狂ってやがるな

そうわたしたちは出会いさえ

狂っていたのだから．．．．．

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さて　昔話　再開
時代的には22、3年前
これも10話くらい続くらしい
以後　省略しますが
画像は　ネットで拾ったものです
しかも　内容にはまったく関連ないです
無節操に　感覚で　いい！と思った写真を掲載
すでに候補を40枚ほど集めてたりして
後は気分で掲載
しかし40枚を見て思う
好みの傾向が見えない！