- 名前
- やがみ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 異常なまでのキス好き 脚も好き どうもSらしいw 現在、デジで会った彼女を 着せ替え...
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スワップ取材記-次章
2008年07月26日 20:34
さて 少し 哀愁を背中にまとい
前のバイトから 新しいバイトにうつり数日
ついに来た
噂の取材同行
実は 数日前から 古本屋で その手の雑誌を立ち読みし
編集社にあったバックナンバーを読み漁り
そこで 前のバイトのトラブルが何か判明
2ヶ月ほど 前のバイトさんの記事が載っている
どうやら 女の子っぽい文章だ
そして 翌月 文面が というか文体が変わってる
そして 編集者の体当たり取材となっている
つまりはミイラ取りがミイラになったらしい
こりゃ ある意味トラブルだなと
そう思いながら 自分も他人事じゃないかもよとは
まったく思わなかったわたしだった
そして 当日 カメラマンの工藤さんに同行
「君 こういうの初めて?」
「え、はい」
「緊張してる?」
「ええ してますよ 気分は未知との遭遇」
「なるほど 時坂さんが 太い神経の男送ったいったけど」
「いや わたしは 小心者ですよ」
「まあ あまり 緊張しなくていいからね」
そして 現場へ
「ここですか?」
「そそ」
そこは かなり高そうなマンションだった
てっきり ホテルとかと思ってたのでびっくりした
「今日の取材相手はねえ その道のベテランていうか
自分主催でパーティーとか開く人で
それ高じて マンションのワンフロア買い取っちゃったんだよ」
「ええ ブルジョア?」
(今ではセレブと言うのだろうが 当時はこう言った)
そして 主催夫婦
面倒なんで A氏とA婦人としとく
いや このA氏 脂ぎった中年おやじかと思ったら
渋い! 髭が上品そうなおじさまという感じ
そして A婦人 際立って美人ではないが
何か 身にまとうオーラが違う
ちょっと 立っちゃいそうな気分だった
「君が 新しい編集かね」
「あ はい やがみと言います よろしくお願いします」
「うーん やっぱ さすがに女の子はよこさないか」
「あら でも 可愛い男の子じゃない」
「気にいったか?」
「ふふ どうかしらね?」
わたしを無視してなんて会話をしてる
なんか 数年前の夏を思い出した
ハッタリで しのぎきった夏
これは はったりでしのぎきるしかない
そして 取材は 毎度おなじみのインタビュー
A氏のスワッピング論
「男とはねえ いや男に限らず人というのは
安定した土台を持ちながらも 常に新しい刺激を
欲するものなんだよ わかるかね?」
「つまりは 常に立ち止まってはいけないと」
「うん そう いいねえ 君 わかってるね
ただ わたしは妻を愛してるし 妻もそうだ
お互いに内緒で それは 裏切りになる
かといって お互い好き勝手にでは これは夫婦として
最悪なことだとわたしは思う わかるかね?」
「はあ つまりは お互いに楽しみも常に共有したいとか?」
「うむ 君はいいこというね まさにわたしの言いたいことは
それなんだよ いや 君は見所がある」
「ありがとうございます」
と いうか バックナンバー読めば
この人の言いたいことはわかる
あとは 知らぬふりして 同意してればいいだけ
そして インタビューの後 少し若い夫婦が現れた
今回のお相手らしい B氏 B婦人としておこう
「今回は Aさんのお相手に選ばれたのは光栄です
いつも雑誌を見ながら その魅惑的な催しに
いつか参加させていただきたいと」
どうやら A氏信者っぽい
そして A婦人が 色っぽい目でB氏を見る
このA婦人の色気ってのはなんだろう?
A氏の日々の教育の賜物だろうか
そして 催しは始まった
部屋の中には3つもベッドがある
左右の端に大きなダブルベッド
そして 奥に 更に大きなトリプルとでもいいたいようなベッドがあった
A氏がB婦人を左のベッドにエスコートする
そして それを真似てB氏がA婦人を右のベッドにエスコートする
落ち着きはらったA夫妻とは対照的にそわそわするB夫妻
A婦人がB氏にキスをする
B氏は慌てて 我が妻B夫人を見る
しかし その首をA婦人が正面に向かせる
「今はわたしだけを見て 楽しみましょう」
なんて妖艶な笑顔だ ありゃ 面と向かってやられたら
予想通りに B氏は吹っ切れたのか 色香に飲まれたのか
荒々しくA婦人に襲い掛かった
そして A氏は?
まだ何もしてない
B婦人を座らせ 自分は隣に座り肩に手をまわしてるだけ
「ご主人は うちのを気にいってくれたようだね」
「.......」
「御覧なさい まずは妻として夫の姿をしっかりとみなさい」
「は、はい、、、でも」
「気持ちはわかる 今 目の前で君のご主人は
わたしの妻を抱いている その事実から目をそらしてはいけない」
「で、でも」
「君の嫉妬はよくわかる ただ それでいい」
「えっ?」
「ご主人を愛してる証拠だ そしてご主人も同じだ」
「そうなんですか?」
「だから こういう秘密を君と共有したいと願ったんだよ」
なんて 穏やかで 説得力のある言葉と声だと思った
一瞬 こういう大人になりたいなと思ってしまった
しかも このおっさん 出来る!
B婦人は気づいてないが ブラウスのボタンが全部外されてる
わたしの特技にそれはあるが もっと洗練されている
「目を閉じてごらんなさい」
「はい」
「ご主人とわたしの妻の息遣いが聞こえるね」
「はい」
「とても淫らな息遣いだ 」
「そんな....」
「こんなご主人の声は聞いたことはあるかね?」
「ありません」
「君が見てる それゆえだよ つまりはこの息遣いの激しさ
それが君への愛情の大きさなんだよ」
「そうなんですか?」
「そう そして君も それに応えねばならない わかるね」
これは 洗脳に近い そう感じた
前任のバイトの子 この声にやられたなと思った
A氏かB婦人の耳に舌を這わせる
「あっ...」
「若い張りのある素敵な胸だ」
「えっ?」
この時 B婦人は 初めてブラまで外されてることに気づく
「目を閉じたままで聞きなさい ご主人が君の胸を見てるよ」
「えっ 、そんな」
「初めて他の男の目にさらされ 今まさに触れられんとしている
君の その胸をじっと見つめているよ」
「そんな 見ないで...」
実際は B氏は A婦人の胸にむさぼりついて必死であった
しかし 目を閉じて状況が見えないB婦人には
自分の夫が じっと見てる
そして 自分の体が 高揚してるのを感じてる
いつ 触れられるか 触れられた瞬間自分はどんな声を
そして 夫はどんな目でそれを見てるか
そういう心理が手にとるようにわかる
実際 そういう手法は わたしもよく使う
しかし A氏の洗練されたそれは 次元が違う
これがその道を究めし者の技かなどと
すでに A氏に尊敬の念を感じ始めていたわたしだった
「はぁっ!」
A氏の手がB婦人の胸に触れた瞬間 大きな声をあげ
B婦人はその身を反り返らせた
内心 煮詰まったなと思いつつ
自分など まだまだだなと思ったわたしだった
もう B婦人は 感じるままの 超感度の性奴隷と化していた
A氏の舌に指に 先ほどまでの恥じらい緊張はどこへ?
A氏の性奴隷に堕ちた妻を B氏はどんな顔で
わたしは B氏とA婦人のベッドを見た
こちらも 煮詰まっていた
もはや 髪を振り乱し妖しげに乱れるA婦人
それの虜となって恍惚の表情を浮かべるB氏だった
そして 二つのベッドでそれぞれに行われていた
その行為は 中央の巨大なベッドの上に
その舞台を移した
予測はしていたが そういう用途にあったらしい
そのベッドの上で お互いの最愛の相手が
それぞれ別な相手の体に歓喜の声を上げている
その表情から感じとれるもの
嫉妬? 侮蔑? 後悔?
どれでもない 恍惚の表情
A氏のモノに突かれ歓喜の声をあげる妻の姿に
A婦人に飲み込まれ恍惚の雄たけびをあげる夫に
至福の悦びと快感を感じあっている
ちょっと これはやばいかなと
この余波で 今夜 千恵子は死にかけるかもよ
などと 不謹慎な事を考えながら わたしは
一部始終をメモに書き綴った
そして 満足そうなA夫妻と悦に浸りきったB夫妻
それぞれのコメントをもらい取材は終了した
「君 すごいねえ」
「はい?」
「いや あれを 動じないで見てた男 初めてみたよ」
「いや 実は 立ちっぱなしでしたよ」
「そうなんだ 処理に困らないかい? いいとこ紹介しようか」
「あ 大丈夫です きっちり処理してくれる相手いますから」
「へえ 可愛そうにねえ その子も」
「えっ?」
「いや うちも取材のあった日は つい激しくなってね」
「あ やっぱり?」
「最近じゃ 取材のある日は 嫁さん機嫌よくって」
「うわ」
「今日なんか すごい下着眺めてたから 多分帰ったら」
「楽しみですね」
「やがみ君も あまり無茶しないようにね」
「はい 肝に銘じておきます」
そして 初取材は無事完了した
「いらっしゃい ご飯作っておいたよ」
笑顔で迎えてくれる千恵子
そして部屋に向かう後姿に聞こえないようにつぶやく
「いつも ごめんよ」
背中に黒い羽が羽ばたいてるような気がした
このシリーズ もう一回くらい 続きます
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