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超・馬鹿女(前編)

2008年07月13日 23:01

世にはおバカな子というのはいるものである

いや 子というにはかなり歳がたってる

7年ほど前のことか

時期としては激ぽちゃな子あかりより少し前

歳は 31か32だったと思う


当時 やっていたチャットで やたら死にたいとか

男の人はなんでえっちしたがるの?と

公然に言いまくってた女がいた

名前は幸子としておこう

一見した事がある女性彼女を語るに

幸薄い そんなイメージだと言っていた



チャットにて相談がある

「やがみさん」

「ほいさ」

「昨日 騙されました」

「ふむ」

「会いたいというので会いにいったんですが」

「うん」

ホテルに連れ込まれ されました」

普通 こういう事は ここまでストレートに言わない思う

「なるほど で、それ何回目だい」

この手の会話は数回目 

わたしと知り合う以前にも 他の男にしてたらしい

そして こう言われた男は決まっていう

『それはひどい男だね』

そして彼女の言い分全てにうなずき言う

『僕はそんなことしないから今度会おうか』

そして会う そしてまたホテルに連れ込まれる

はっきり言って学習能力がない

「いい加減 学んだら」

「ええ でも 会うだけなら断っちゃ悪いし」

「で 会うだけで終った人っていた?」

「いません」

「いいんじゃないの 断っても」

「無理です もう約束しちゃいましたから」

「はっ?」

昨日会った男にホテル連れ込まれ

で 翌日の今日 もう別な男に誘われOK

学習以前だと思った 彼女脳みそはない

「じゃあ その日 ホテルにつれてかれそうになったら生理って言いな」

「はい そうします」

自分の意思がないのか この子は そう思った

そして 翌週

「やがみさん」

「ほい」

「昨日会ったんですけど いい人でした」

「ほう それはよかった」

生理だって言ったら何もしないで帰してくれました」

「.........」

「また 来週会おうねって約束しました」

ホテルには誘われなかったんだ」

「あ 行こうかって言われたけど生理だって言ったらやめてくれました」

いい人じゃないだろ 結局連れ込もうとしたんだろ

来週は確実に やられるなそう思ったが

まあ 自分には関係ない そう思った

そして 翌週 また 幸子は話しかけてくる

「やがみさん」

「そいつはひどい話だね まあ そろそろ学びなよ」

「まだ何も言ってませんよ」

「いい人だと思って昨日会ったらホテルに連れてかれた

結局はやっぱり えっち目当てだったんです  違う?」

「すごい なんでわかるんです?」

この子はマジで気づいてないのか?

毎回 ほぼ同じ事を言ってることに

「やがみさん」

「ん?」

「今度 やがみさんの家に行っていいですか?」

「は?」

何を言い出す この女

「いいが うちに来たら えっちするよ」

えっち嫌いです」

「じゃ 来ないほうがいい」

「やがみさんなら えっちなしで会ってくれますよね」

「家以外で会うなら それもいい 家に来たらする」

「何です それ」

「幸か不幸か そういう流れできてるので

悪いが君ごときにその流れ壊して欲しくない」

もう 容赦なくいいきるわたしだった

「わかりました じゃ やがみさん信じますから行きます」

「あんた わかってないだろ?」

「やがみさんなら 大丈夫です」

「人の話 聞け」

「聞いてます でも やがみさんなら」

「わかった じゃ 生理の時に来なさい 

そしたら まあ 不本意だがしないで帰す理由はあったと

何とか納得するから そうしな」

「はい わかりました じゃ 今度行きます」

そう話は出来上がったが 実際 来ないと思った

携帯は教えてしまったが

彼女は わたしの住所はおろか 最寄り駅もしらない

教えなければいいだけのこと



そしてある日 普通にチャットをしてたところ

何人かがそこに加わってきた

中に偶然に 幸子が言うところの

幸子を騙してホテルに連れ込んだ男がいた

まあ 関係ないので普通に会話を楽しんだ

ところが途中で

このチャットはオープン以外に

こっそり内緒話が出来る機能があった

『あの お伺いしたいことが』

『あ、はい 何です?』

『この会話が終ったら 相談したいことがあるんで』

『あ はい わかりました』

なんとなく なんの話か予測は出来た

そしてその後 彼についてチャット部屋を移動

ちなみにこのチャット簡単な絵がついており

キャラクターを作れる キャラクリックすると

相手の名前がわかる

そこには 幸子絡みの男が2名いた

幸子が言うところの騙してホテルに連れ込んだ男達である

「で 話はなに?」

「えっと その...」

「先に言っておくが してないよ」

「えっ あ そうですか それも聞きたかっったんですが」

「君らは 嫌がる幸子を無理やりホテルに連れ込んだことになってる」

「げっ そうなんですか」「ふざけるなよ」「ひでえ それ 」

一気に話されると 文字が重なって読みにくい

「あ なってるってことは やがみさんは全面的には?」

「片方の話だけで判断は出来ないってのと

自称被害者が 彼女だけに 余計 鵜呑みには出来ないかなと」

「いや なんか やっと まともに会話が出来そうだ」

そこで 幸子言うところの加害者の会の話を聞いた

頭の中で 薄々は気づいていたが 加害者被害者

入れ替わった瞬間だった

彼らの言い分

確かに下心はあった 否定はしないし 誘ったのは自分達

それは認めるし  嫌ですという彼女ホテルに連れ込んだのも事実

さらに そんまましたのも事実

そう認めた上で 彼らの反論は始まった

まず 会った瞬間 いきなり腕に抱きついてきた

そして ずっと腕にしがみ付かれて歩く

ファミレスで席に座ったとき 隣に座ってきた

そこで彼らに聞いた 

「普通 女性先に座らせないか?」

先に座らせて座ったら隣に移動して来たらしい

そして べったりひっついて来たと

そしてその感じからいける?と思って人気のないところに

そして キスしようと肩に手をまわすと

幸子から 背中に手をまわし 目を閉じて待ってる



ここまで聞いて思った 言い切る 

この状態まで持ち込んで ホテル素通りする男はいない

そして いざホテルへ行こうというと

えっちは嫌いだし 嫌だと言う

一応 拒みはするらしい

「拒まれても連れ込んだんだ?」

「だって 嫌だって言いながら腕に抱きついたままだし」

確かに 嫌の説得力はない

「もしかして 無理やりホテルに向かったのは事実だが

手をつかんで 引っ張って行ってはない?」

「うん 腕にしがみついたままだから そのまま向かった」

これって 口で拒んで 仕草が拒んでないなと思った

そして ホテルに入ったあと彼女

えっち好きじゃないの」と言いながら

キスされ 抱きしめられ 服を脱がされ

シャワーを浴びて ベッドに押し倒されて入れられてと

ほぼ 無抵抗でされてたらしい

「あ でも えっち嫌いっのは本当かも」一人が言った

「うん 反応 ほとんどないし」

「あ おれ 不感症?って聞いちゃったよ」

なんか とても興味深い話になってきた

「よく入ったね」

「あ 濡れてはいたし」

「痛がってる様子は?」

「ないと思う」

「息使いは?」

「うんと どうだったろ?」

「ふーふー言ってた」

とても興味深い話だった

不感症なのか?

まあ体が反応しても気持ちいいとは限らない

それにしても これは 実に興味深い話だと思った



まあ 自分には関係ない そう思っていた



そして 災いは突然訪れた

金曜日 たまたま今回は2連休

しかも めずらしく会社の連中と飲みにいくことになった

そこに電話がなる

「やがみさん 幸子です」

「やあ どうも どうしたん?」

「今 東京駅につきました」

「ほう それはそれは で 何しに」

「はい それで どこに行けばいいんですか?」

「はい?」

「どこ行けばいいかわからないんです」

「つかぬことを聞くが 何しに東京来たん?」

「やがみさんとこに泊まりにきました」

「・・・・・・・・・・・・・」

普通 来る? 住所も知らないし 来なさいとも言ってない

来たいとは言われたが いいよとは言い切ってない

しかも 突然に来た

「今日 飲み会あるんだが」

「えー 困ります」

「まあ どっかビジネスに泊まってそのまま帰ったら」

「泊まり方知りません」

埒があかん そう思った

ま いいや やっちまえ そう思ったわたしは 

最寄の駅を教え 近くのファミレスで待つように言った

そして 二次会をあきらめ迎えにいき家にいれた

そして 例のごとく抱きしめた結果 気がのらない

つまりは する気にならん女

しかし ここに来るまでに 例の彼らの言い分は理解した

会う早々 いきなり腕に抱きついてきた

そして タクシーの中 べったりひっつかれていた

やる気がない 不本意だが 家に連れ込んだらやる

それ以上に 抱きしめて判断  これは重要

不感症と Aカップのブラが大きくてずれるという

貧乳には興味があったが ここは方針は変えられない

いかに迷惑なことをしてるか そしていかに非常識であるか

約2時間ほど 説教をし 布団を敷き

「じゃおやすみ」 そう言って部屋を出ようとしたとき

不本意な事件は起こった

「やがみさん」

「はい?」

「ひとりじゃ寝れないんです」

「はっ?」

「寂しくて一人じゃ寝れないんです」

ぷちっと軽く何かが切れた気がした

「ひとつ聞く 来るなら生理中に来い言ったよね」

「はい 生理は2週間前に終りました」

一番 危険な時にきたのかこの女

まあ あとで知ったのだが 幸子は帝王切開出産

その際 もう 子供は出来なくなったらしい

非常に 心境計り知れないことだと思うが

ただ そのことが今の状態に結びついたわけではない

それは 後日 確信はした 

「あ でも 中にされても平気ですから」

話がかみ合ってない ついでに何がいいたい

「それに このまま帰ったら 子供にあたりそうで」

ぶちん 完全に切れた

「子供は 宝じゃなかったっけ?」

「はい あたしの分身です」

「よく子供生む気になったね?」

「だって 欲しかったから 」

「欲しかったんだ」

「はい だから 好きでもない旦那に我慢して抱かれてたんです」

今 この人は 主婦であれ 母親であれ 一番言っちゃいけない

そんな言葉をさらりと言った

結婚してから嫌いになった 

子供は欲しい だから 我慢して抱かれたなら まだわかる

さらに彼女は 結婚について

自分の親に子供が欲しいと相談したところ

まずは結婚しなさいと言われた

そして 自分に言い寄ってくる男達

どういう意図で言い寄ったかは知らぬ

もしかしたら 今はこんなんだが

若い頃は可愛かったのかもしれない

そんな中で 結婚してと言い OKしてくれたから結婚した

もう 彼女に 常識は求めてはいけない

さらりと 結婚OKしてくれたからしたと

そして 子供欲しかったから したと

2年間 嫌だけど子供欲しいからと我慢して抱かれた

結婚したことないわたしが言うのもなんだが

結婚への冒涜じゃないかこれ

そして やっと出来た女の子

自分の分身と喜ぶ 自分の全て

好きでもない男との間に出来た子

まあ それは 10000歩ゆずっていいとしよう

その宝に 不機嫌だと当たってしまう

つまりは 虐待する

これは 人じゃない

ここにいる物体は 人にあらず

まじに切れたわたしだった

「やがみさん?」

「おいで」

にこやかに手まねきをするわたし

不感症の女 興味対象として

人でない物を抱く 

この時 わたしも人ではなかった

そう さび付いたとはいえ 快楽人形がそこにいた

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