某サイトでの出会い４～初対面～

つづき・・・・






「今着きました」と、彼女からメールが。

緊張と初春の暖かさで汗がにじむのを感じる。


こちらの服装をメールで教えると、
彼女から返信が。

駅前の電話ＢＯＸの前に居るとの事。

俺が待っていた場所からは５０メートルほどだ。

急いで向かうと・・・・

それらしき女性が立っている。

その女性に近づく自分の足取りが、
とても重く感じた。緊張のせいだろう。

彼女は俺に気付いていないので、
「○○さんですか？」と声を掛けた。

「はい。サトルさんですね？」と彼女。


彼女の印象は、
言い方が悪くなってしまうが、
写メよりも少しだけ老けているような感じ。

印象が悪いわけじゃないですよ。

いや・・・、何と言えばいいのかなぁ・・・

容姿とかよりもさ、
会えたことの安堵感が強かったね。

ここまでくるのに長い道のりだったし。

彼女がどんな女性なのか・・・
メールから受けた印象は本当なのか・・・
あとは・・・ね・・・。

俺の頭の中は妄想だらけだった。


その場で軽く立ち話の際に
俺は彼女に確認した。

「俺で大丈夫ですか？」

すると、「はい、宜しくお願いします」と彼女。

俺の心の中ではガッツポーズだった。笑


そして俺の車を停めてあるパーキングまで
話しながら向かった。

歳も近い二人だが、周りから見れば
夫婦にも恋人同志にも見えないだろう。きっとね。

とりあえずこれからどうするか歩きながら話した。

食事？お茶？・・・

それほどお腹も減っていないと彼女。

行く先は決まらなかったが、
とりあえず車を走らせた。

「じゃぁ、軽くドライブだね」なんて俺は言ったが、
道は新年度と金曜の渋滞だったりね。

こんな計画性の無さは俺の特徴でもある。笑

車内ではいろいろ話した。

一番驚いたのは彼女の子供は高校生だということ。


そんな会話をしながらも
「そろそろ行く先を決めなくては・・・」ってね。

「本当にこれからどうします？」
って俺は彼女に切り出した。

「おまかせします」と彼女。

そもそも今日会う目的は決まっているんだし、
「どうるす？」なんて聞いてる俺も野暮かなぁって。

でも初対面なのにいきなりってのもねぇ・・・

ちょっとワンクッション必要？

いや・・・、俺はいきなりでもいいよ！

でも彼女の心の準備のためにもね・・・・

あれ？もしかして俺・・・、びびってる？


さて・・・どうするか・・・・



続きは後日に・・・・