- 名前
- サトル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 性癖は・・・半裸プレイで燃えます!! (注)ログを書いてない方や、こちらのプロフ・ロ...
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離婚後16~最終回~
2008年04月07日 04:13
つづき・・・・
そんな彼女に対する疑問、
彼女の秘めた思いや秘密が明らかになる・・・・
いつもの銀行前で彼女を拾う。
この時点で既に時間は早朝4時。
車に乗り込み「ゴメンネ・・・」と彼女。
目ははれぼったくやつれた表情だったな。
とりあえず車を走らせた。
「どうしたの?」と少し力強く問いかける俺に、
彼から別れ話をされていたこと、
ずっと泣いていたことを
無理矢理な笑顔で語る彼女。
その姿は痛々しかった。
風邪の具合も心配だったので聞くと、
とりあえずは回復していると。
が・・・とんでもないことを語りだした。
ここ数日は風邪薬を一回で一瓶飲み、
意識がもうろうとなると眠りにつくらしい。
そこまでしないと眠れないらしく、
もうそのまま死んでもいいと・・・・
当然、ビックリもしたし、
「病んでるな・・・」って感じたよ。
彼女は彼のことが大好きでしょうがないらしいのだが、
彼のほうはとにかくもう別れたいの一点張りらしい。
「いくら愛しても振り向いてくれないんじゃ・・・」
そう思ったけどそれは言えなかった。
いや、言ってもこの状態じゃ理解できないでしょ。
そう言って彼女に別れを決意させるのは
俺では筋違いと言うか何と言うか・・・ね。
そして、車を路上で停車させて、彼女と話した。
「そこまで彼を愛しているならさ、
俺と関係を持っちゃダメじゃん?」
そんな説教じみたことを言ったけどさ・・・、
そこまで強く言える立場でもないし、
俺にも責任はあるでしょ。
もしかしたら、
彼女の心の隙に付け入ったのかもしれない。
もちろんそんなことを意識なんかしてないけど、
無意識にその臭いを感じ取ったのかもね。俺は。
そして彼女に卑猥なことを考えていた俺は
本当にどうしようもないって今更だが思ってる。
彼女からすれば俺との関係は現実逃避なのかも。
そして、すごい寂しがり屋なのかも。
19歳ってまだ心が成長しきってないと言うか・・・
いろんな傷に耐える術を知らないんだよね。
俺もそうだった。
生活は乱れきっていてどうしようもなくてさ。
挫折もして傷ついて、
死にたいと思ったけど、
死に切れなかったしね。
彼女と話しながらも俺はそんなことを考えていた。
変なことに首を突っ込んだとか、
変な女と関わったとかは不思議と感じなかった。
昔の自分を見ているような気もしてくるしね。
そしてこの娘に
何をしてあげればいいのかも考えた。
考えたが、何もしないのが一番いいのかなって。
変に擁護して、ちやほやしてもね。
とにかく自殺をすることは止めたし、
それは何度も何度も諭した。
時計を見ればもう朝の6時。
お互い仕事にも行かなくてはいけないしね。
彼女に帰宅を促し、送り届けた。
「もう会うことはないなぁ」って思ったけど、
お互いに別れの言葉は言わなかった。
ただ「ありがとう」と言う彼女。
車から降りる彼女を見届け俺は車を走らせた。
運転しながら彼女のことを考えた。
多分、今の彼氏とは別れるだろう。
そんなことよりもさ、
彼女自身のことが心配だった。
もし彼女が行き詰って俺に頼ってくるなら、
何か力になりたいしね。
(上から目線での考えではない)
しかし、彼女からすれば俺との関係は
小さな出来事程度のことなのかもしれないし、
俺が大袈裟に考えすぎているだけなのかも。
俺自身は彼女の心に触れたことで、
自分の悩みや傷が小さくも思えてね。
離婚のこともね。
元嫁やあの男を許すとか許さないとかさ。
そんな意地を張っている自分がちっぽけに思えた。
彼女とも、
もっと違う形で出会っていれば・・・?とか、
数年後に会ってみたいな・・・。ってね。
そんなことを考えながら自宅へと向かった・・・
その後彼女とは連絡は取ってない。
34歳。初春の出来事でした。
~おしまい~
追記。
長々と自分のことを書いてきましたが、
読んで頂けて幸いです。
ただ自分の出来事を書いただけなので・・・・
何を伝えたいのか・・・・
何をしたいのか・・・
よく分からなくなっちゃいました。笑
ただの自己満足なのかも。恐縮です。はい。
4月4日
俺はある駅の前にいる。
それはある人と会う約束をしているからだ・・・・
つづく・・・・
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